ディズニーランド嫌いの友人がディズニーランドにハマった理由
ディズニーランドは好きですか?
私が初めてディズニーランドに行ったのは、中学の修学旅行です。短時間でしたが、夢の中にいるような気持ちになったものです。
2回めに訪れたのは高校を卒業してからで、そこからは、何年か連続で足を運んでいました。決して近くはないのですが、時間とお金をかけてでも行きたい場所です。
しかし、乗り物や、買い物が大好きというわけではありません。
私の場合は、あの雰囲気が好きなのです。足を踏み入れただけで、気持ちが明るくなる気がします。
混雑していても、どこか穏やかな空気が感じられる場所ですよね。最後に行ったのは2年前の秋で、冷たい雨の降る日でした。
当日が誕生日の友達と一緒に行きました。寒かったのですが、雨のディズニーランドはとても綺麗でした。
そんなディズニーランドを「嫌い」だという人もいます。もちろんこれは好みですから、仕方のないことです。しかし私の周囲には、「嫌い」から「大好き」に変わった人もいるのです。今回はそんな友人の話を紹介してみようと思います。
友人がディズニーランド嫌いだった理由
仲間内で「ディズニーランドに行こう」となったのは6年ほど前です。
女友達が、どうしても行きたいと言い出したことから企画しました。すると、そのうちの一人が、「自分はディズニーランドが嫌いだから行きたくない」と言い出したのです。
理由は、
・修学旅行で行ったが楽しいと感じなかった
・長時間待つのが嫌い
・パスポートが高い
・お土産を買うために並ぶのが嫌だ
・キャラクターにも興味がない
…という、よくあるものでした。しかし最初に言い出した友達が必死で彼を説得しました。そして、なんとかディズニーランド嫌いの友人を連れて行くことに成功したのです。
ところが、最初に「行きたい」と行った友人は結局家庭の事情で行くことができなくなってしまいました。これもまた、ありがちな話ですよね。
さて、行きたくないと行っていた友人は、当日の朝まで、不機嫌でした。
「わざわざお金を払ってまで混雑している場所に行きたくない」「行きたいやつだけ楽しんで来ればいいのに」「どうして早起きしなくちゃならないんだ」など、いろいろ言われたものです。
この調子で一日中文句をいわれるのなら、少し面倒だな、と感じたほどです。もとから、その友人は、自分が好きなものにしか興味を向けられないタイプです。企画は諦めるべきだったかな、とも思いました。しかし、その友人が、まさかの大変身を遂げたのです。
友人がディズニーランドを好きになった理由
到着して1時間もしないうちに友人は上機嫌になりました。
気温も快適で、空も青く晴れていました。また、平日だったこともあり、思ったほど混雑していなかったのも良かったのでしょう。
もともと遊園地などが好きな友人であるため、「もしかしたら初めて行ったときの印象で嫌っているだけでは」とは思っていたのです。
案の定、帰るころには、「まだ帰りたくない。ディズニーランド楽しい。もっと遊びたい」と言い出しました。とても、あれだけ文句を言っていた人だとは思えません。
結局花火も見て、ほぼ閉園間際まで遊んでから帰りました。私がその友人とディズニーランドに行ったのは一度だけです。
しかし、その友人は、その後に月1ペースで通うようになったのです。さまざまなサイトもチェックしているようで、今では私より詳しい始末です。
楽しいと思えば熱中するタイプだとは思っていましたが想像以上でした。あれだけ「ディズニーランドが嫌い」といっていたのが嘘みたいです。
何年も経過しましたが、その友達は今もディズニーランドに通っています。人の好みは、さまざまです。これは何もディズニーランドに限った話ではありませんよね。本や映画、アニメなども同じです。
好きになる理由も、嫌いになる理由も、人の数だけあることでしょう。私の友人のように、ディズニーランドに対して、「学生時代に行ったときはつまらなかったが、大人になったら楽しかった」と感じるケースは比較的多いのではないでしょうか。
特に最初に訪れたのが学校行事などの場合、滞在時間はかなり短くなります。
その限られた時間の中で、効率よく遊べる人ばかりではないでしょう。また、同じ班に仲が良い子がいない場合も、退屈だと感じるかもしれませんね。
"どんなタイミングで、誰と行くのか"というのも大切だと感じます。親しい友達や、恋人、家族と行くならば、楽しく感じる可能性は高いでしょう。
さいごに
何かを無理に好きになる必要はないと感じています。
もちろん、ディズニーランドが「嫌い」という人がいても良いでしょう。ただ、私の友人のように、何かのキッカケで楽しめるようになることもあります。
新しい楽しみが増えるのは、とても素敵なことですよね。今は苦手でも、いつか機会があったら、ディズニーランドに足を運んでみると良いかもしれませんね。