連休明けに子供が休むと言ったら無理しないで休んでいいよの一言を♪
進級や進学で環境が大きく変わる4月や5月は子供の心に大きなストレスがかかります。
ですので、長期休暇を楽しんだ連休明けは、無理に登校させようとすると、子供を追い詰めてしまいます。子供が学校以外に居場所があると思えれば、気持ちも楽になるはずです。
私の小3の娘は、1年生のときから学校を休みがちです。一番多いときが1年生の2学期で10日間ほど休みました。なだめてすかして一緒に登校することによって、何とか行っている状態です。
朝は大抵「お腹が痛い」と訴えます。ひどく痛いというときは休ませています。ほとんどの場合、学校に行って小一時間も経つと治まるんですが。
夏休み明けに限らず、大型連休明けの通学は、進学や進級で環境が変わって間もないこともあり、子どもたちの心に負担がかかっている可能性があります。
もしも子供が「学校に行きたくない」と切実に訴えたときは、親としては動揺してしまい無理やり家から追い出すように学校に行かせてしまいがちです。でも、無理は本当に禁物で、『休む』という選択肢もあるということをわかってあげてください。
大型連休明けは不登校の子供が増える傾向にあります。
連休明けに子供が学校に行きたくないと訴えても、2,3日休むとまた通い始めるケースもあるんです。
つまり、連休中は自分を中心に生活が回っていたけれど、連休明けに学校に行くと『集団での生活』を強いられるという意識が働いてしまいますよね。
当然なのですが、子供にとっては家の中のように自由に行動することができないと感じてしまうのです。
連休中に、学校生活へと気持ちをシフトできる子供なんていません。楽しい連休が終わって、目を覚ました途端に学校が目前に迫ってくるんです。
敏感な子ほど、それをプレッシャーに感じることでしょう。子どもが悩む様子に気づいたら、ぜひとも子供に共感して話を聞くべきです。それで子供は元気が出ますよ。
私の娘は目下その繰り返しですが、親が共感して話を聞いてあげることで段々と心もそれなりに成長しているのを感じます。
プレッシャーを感じている子供に対しての無理強いは禁物です。繊細な子供の心を壊すことになり、不登校が長引く要因になります。
子供に寄り添ってあげてください。
休んでいいよ♪と言える親でありたいものです。
休みが長ければ長いほど、学校に行くのが億劫になる気持ちはわかりますよね。
子供だけでなく、大人でも少なからずそんな気持ちを否定できないからです。
子供の場面に限定すると、宿題ができていないかもしれないし、4月から連休までの間に学校生活で問題があったのかもしれません。
親としては「休み癖」がついたらとか「勉強が遅れたら」とか、をついつい考えがちです。そうなんです。普通の親御さんでしたら、当たり前の心配が前面に出てきます。
子供が学校に行きたくないという『わがまま』を通させないとか、『わがままを通させない』ことが、子供の将来のためと考えてしまい、とにかく普通に学校に行くことを最優先にしてしまいがちです。
でも、本当に第一に考えるべきは子供の気持ちをどれだけ理解してやっているかということです。
子供が本当に辛いときに、『休んでいいよ』と言える親は少数派だと思います。
私も子供がお腹痛を理由に頑として学校に行くのを拒んだときは動転しました。それが何回も続いたことがあり、考え直しました。
『今、この子の心は悲鳴を上げているんじゃないか?』と。
いきなりは難しいと思いますが、子どもに相談をされた時、頭から否定することをせずに子供の考えを理解して「休んでもいいよ」と言える親になってほしいと思います。
連休明けに子供が学校に行きたくない本当の理由もそれとなく突きとめてみましょう。
子供が連休などの長期休み明けに、学校に行きたくない本当の理由が何かも大事です。
集団生活への疲れなのか?
イジメなどによるものか?
先生との相性が合わないのか?
…など。
子供の学校に行きたくない程度にもよりますが、
少し休めば元気になるか?
ゆっくり休ませた方がいいか?
という視点から、じっくりと焦らずに様子を見守って、きちんと寄り添ってあげて欲しいと思います。
イジメなどで辛い思いをして心が折れてしまっている場合は、少し時間は掛かりますが、子供の心が元気を取り戻すまで、ゆったりと過ごす時間が必要です。学校自体を変えてしまうという選択肢もあります。
子供の悩みの程度にもよりますが、学校に行くように背中を押してあげることも大切です。でも、背中を押した時は、必ずその後の様子をきちんと見守りましょうね。
学校に行ってどんな様子なのかを、常にフォローしてあげて欲しいと思います。
さいごに
子供にとっては学校だけがすべてではありません。
学校以外の世界の方がはるかに大きいのですから。たしかに学校は勉強や集団生活を学ぶ場ではありますが。
閉鎖的な学校に縛られるよりは学校以外の広い世界の方が子供にとっては良い環境である可能性もあります。
無理やり学校に行くこと自体、子供にとっては無意味なことかもしれません。子供の心の叫びに耳を傾けてくださいね。