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疑問に思ったことは掘り下げてみたいよね!

麻生太郎の2000万円撤回は丸山穂高や桜田義孝よりもたちが悪い!

 

定年退職後は年金だけでは豊かに暮らすには足りない!!

かなり前から識者から指摘されていた問題ですが、政府が公式に認めたかに見えました。

2019年6月に、麻生太郎の諮問を受けた金融庁金融審議会が、95歳まで生きるには夫婦で2千万円の貯蓄が必要と試算した報告書のことです。

 

しかし・・こともあろうか、麻生太郎は自分で頼んでおいて受け取りを拒否するという稚拙な行動を平然とやってのけました。冒頭の一部には目を通したそうです。これって、牛丼屋で「大盛ね」と頼んで、肉の切れ端をちょっと食べて「やっぱりいらないからお金は払わないよ」と言っているのとイコールかなぁと思えてしまいます。

 

麻生太郎の性質の悪さが端的に露呈されています。

丸山穂高のようなアルコール依存型支離滅裂議員、桜田義孝のような認知機能の精密検査が必要な介護型議員よりも数段、たちが悪いと言えます。

そんな麻生太郎をちょっと見ていきます。

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ボンボンの麻生太郎にとって庶民の老後の不安など、どうでもいい話!

65歳で定年退職して95歳まで生きる夫婦の場合、毎月約5万円、30年間で約2000万円が不足するという試算を出したのが、金融庁の金融審議会です。

 

年金への不信と相まって批判が噴出しました。あろうことか、自己の権限で金融審議会に諮問した麻生太郎はこの報告書を「受け取らない」と言ってのけました。

金融審議会の報告書を最初は絶賛していたのが麻生太郎だ!

麻生太郎は、報告書の発表当時「100まで生きる前提で退職金って計算してみたことあるか? オレはないと思うね。今のうちから考えておかないといかんのですよ」という発言をしていました。

 

つまり、2000万円ほど不足するから、庶民は退職金も含めて今から老後の計画を立てておけよ!という趣旨ですね。

麻生太郎にとって2000万円など、はした金にすぎない!

報告書が出た当初は、貧乏な下々を見下すかのように、「老後の計画を立てておけよ」と言っていました。

 

麻生太郎に余裕があるのは当然なんです。祖父は吉田茂、義父は鈴木善幸でどちらも元首相ですね。実家は福岡で約80社を束ねる「麻生グループ」!そこの御曹司なんです。政界のなかでもトップレベルのセレブですねぇ。

 

政治団体の収支報告書によると2017年度の収入総額は1億9700万円で、年間合計の飲み会代は約2000万円だそうです。なんと、2017年3月22日には、1日で約170万円の飲み会代が報告されているそうです。庶民は居酒屋でも5000円使うのには勇気がいりますよね。桁違いの飲み代です。

 

2017年12月の資産公開によれば、東京都渋谷区、福岡県飯塚市軽井沢町などの不動産は合計で推定40億円とのことです。その不動産合計額なら、庶民は10回ほど人生を繰り返せる額です。

 

2018年の歳費(国会議員の給料です)は、年間約2600万円で毎月146万6000円、ボーナス約830万円でした。

 

 注目したいのは飲み会代です。2017年度の飲み会代が合計約2000万円です。金融審議会の報告書で明記された、老後に必要な資産も2000万円!麻生太郎にとっては2000万円という金額は、わずか1年間の交際費にすぎないんです。

 

でも、庶民にしてみれば、天寿を全うするまでの生死にかかわる金額です。

 

やはり、ボンボンの麻生太郎に、庶民が抱える「老後の不安」など、とうていわかるはずもありません。また、庶民の老後の不安に対して、政治家として真摯に向き合うなんてことは全く期待できないことがわかります。

 

麻生太郎の金銭感覚は庶民とはかけ離れているからです。庶民の痛みなどわかろうはずがありません。

麻生太郎は、自分が年金を受け取っているかもわからない!

国会で、麻生太郎に、「年金を受け取っているか」という質問がありました。麻生太郎の答えは意外なものだったのです。

年金をいま受け取るとか受け取らないとか、この話はずいぶん前から秘書から聞きましたので、任すと。この件に関しては“君に任す”と言った以来、このことに関して、正確な記憶がありませんので

庶民にしてみれば年金は生活の糧です。年金が唯一の生活費という人も大勢います。

 

しかし、麻生太郎は生活を維持するうえで年金など全く眼中にないんです。麻生太郎にとっては年金は不要なんです。そりゃそうですよね。国家議員の歳費はべらぼうに高いし、実家は大富豪ですから。

 

そんな政治家が年金問題をまじめに、庶民に寄り添って考えるなんて無理に決まっています。自分が年金を受け取っているかさえわからないし、年金を受け取らなくても生活するうえで何の支障もないのですから。

 

麻生太郎には、ほんの少しでもいいので、我が事のように考える脳みそが必要ではないでしょうか?

 

私自身は年金がいくら入ってきてという心配をしたことがあるかという点では、自分の生活としては心配したことはありません。by:麻生太郎

そうでしょうが、麻生太郎はもっと国民生活の心配するべきだと思うんですが。

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日本維新の会松井一郎代表(現:大阪市長)も麻生太郎に注文をつけた。

 

日本維新の会は好きではありませんが、この「実質的平等」の考え方には賛成です。実現できたら、どえらい快挙なんですが。

 さいごに

麻生太郎には国民の代表ということを意識してもらいたいですね。

金融審議会の報告書は、専門家集団のワーキンググループが12回もの会合を重ねて真剣に作り上げたものです。ですので、2000万円という数字は根拠のないものではありません。

 

もっとも2000万円で本当に足りるのか?という議論もあります。

2000万円足りないのなら、政治家として国民の代表として、国民が老後に不安を抱かないように政策を立案すべきです。

差し迫った選挙にマイナスになるから「僕ちゃん、受け取らない」なんて幼稚園児みたいなことをやっている場合ではありません。

 

国民の将来、ひいてはこの国の将来を少しでも考えているのなら、報告書の内容に真摯に向き合うのが政治家だと思います。