長岡大花火大会の歴史や見どころを新潟県民が伝えるマル秘情報🎆
夏は全国各地で花火大会が行われますね♪ あなたの地元でも規模の大小はあれ、花火大会が開催されているのでは🎆
私の地元、新潟県は実は知る人ぞ知る「花火県」なのです。 全国的にも有名なので知っている方もいらっしゃるはず。
その中でも新潟県でいちばん有名な「長岡大花火大会」について、新潟県民の私がその見どころや歴史をご紹介します!
長岡大花火大会は2日間で100万人の来場者数なんです!
長岡花火は、「日本三大花火大会」の一つとして数えられるほど有名な花火大会です。 [su_note note_color="#66fff2"]ちなみに他の2つは、大曲の花火と言われる「全国花火競技会」と茨城県で行われる「土浦全国花火競技大会」ですが、その2つが競技大会であるのに対し、長岡の大花火は別の意があり、他の2つとはまた違った意味のあるスケールの大きな花火大会です。(その意については後でご説明しますね。) [/su_note]
参考までに、2018年度は8月2日、3日の2日間で、104万人の来場者数だったそうです。 1日だけでも50万人以上の人が花火見物のため、県内外から足を運びます。
打ちあがる花火の数は、2日間で2万発!! 見どころは、正三尺玉(30号)花火という長岡花火を代表する名物花火です。
直径90cm、重さ300kgの巨大な玉が600mの上空で直径650mもの大輪の花を咲かせます。 火薬使用量は、80kg。 現在法的に認められている最大重量で、この花火が長岡の街に降り注ぐように花を咲かせる姿は、1度見たら2度と忘れられないものになると思います。
長岡大花火大会の歴史
長岡の花火大会は、昭和20年8月1日の長岡空襲から復興するために、昭和21年に始まった「長岡復興祭」が起源です。空襲で亡くなられた方々への慰霊の念や、長岡再興に尽力した先人への感謝を想い、打ち上げられる花火には、人の心を動かす不思議な力を感じます。
見た友人の中には、そんなつもりでなかったのに、「見ているうちに涙があふれてきた」「亡くなった大切な人を思い出した」という方も多くいます。
[su_note note_color="#f5ff66"]8月1日の長岡空襲からの復興を祈るという意味で、毎年必ず8月の2日、3日に行われます。 1日の昼間には、通称「白菊」と呼ばれる白一色の花火が打ちあがります。[/su_note]
また、長岡は、2004年に中越地震を経験し、この災害からの復興を祈念して、翌年から「フェニックス」という幅約2㎞にわたるワイドスターマインが打ちあがります。平原綾香さんの歌う「ジュピター」に合わせて上がるこのスターマインも見どころの一つです。
長岡大花火大会を攻略するには?
地元の新潟県民として、長岡花火を紹介してきましたが、どのようにすればこの花火を見られるのかについてご紹介したいと思います。(ちなみに長岡大花火大会を甘く見てはいけません。当日は、携帯も通じなくなるくらいのすごい人出です。)
打ち上げ場所、観覧スポット、チケットについて
信濃川河川敷・長生橋・大手大橋付近で打ちあがります。 観覧は、有料席と無料席がありますが、初めて行く方は有料席をオススメします。(というか有料席でないと人込みで見られないまま終わる可能性も・・・。)
チケットを買う際に注意したいのは、見る場所です。 長岡駅側が右岸、長岡インター側が左岸になります。 JRで参加される方は、右岸で見てください。 当日、橋が通行止めになるので、駅に戻れなくなります!
5月からコンビニでチケットの先行発売は始まります。(席は場所によって、2000円、3000円席とそれ以上の特等席も。)5月頭には、公式ホームページにくわしく記載されますので、今年は!という方はぜひチェックをオススメします。 (ちなみにチケット申し込みは本当にすぐ終わります。)
無料の席もありますが、地元の方が朝から場所とりをしているところもあったり、通行止めで見られないところもあり、初めての方は有料のスペースを取ることを強くお勧めします。
交通手段、宿泊手段
交通手段ですが、まず、地元県民としては、絶対に車はオススメしません!! 私は、元柏崎市民ですが、長岡花火の日は、絶対に車で行ってはいけない、というのは極めて常識として知られています。(通常では、高速で1時間もかかりませんが、当日は、全く高速も動かなくなります。)
駐車場もほどんど地元の方で埋まりますので、初めての方は、新幹線、電車で長岡駅前に行き、そこから歩きというコースをすすめます。
歩いて30分~1時間はかかりますが、確実に見られます。
車で行くと、途中で動かなくなって全く見られなかった、という友人もいるくらいですので、ちょっと遠いですが、ぜひ駅から歩いてください。(地元民ですら皆さんそうするそうです。)
大変ですが、それ以上の感動に出会えることは間違いありませんから。
宿泊は、半年以上前から長岡市のホテルはほとんど埋まっているそうです。 それに準じて新潟市の駅前のホテルも埋まります。
私のおすすめは三条駅近辺のホテルです。 新幹線も泊まりますし、新潟市内が取れない場合はぜひ検索してみてください。
[su_note note_color="#66feff"]最初にお宿を押さえて、次に長岡花火の公式ページを見据えつつ有料席を確保する、というのは本当に大変です。せっかくお宿を抑えても、うまくチケットが入手できないと、花火大会を楽しむことができません。幸運を祈ります。 [/su_note] それでも大変そうと思う方は、ツアーでの参加をオススメします。 バスツアーなども沢山企画されていますので、ぜひツアーで参加してみてください。(観覧席付きツアーが多いです。)ただし、ツアーもすぐ埋まりますので、申し込みはお早めに♪
さいごに
長岡の花火大会についてお話しました。 行くまでに少し苦労はしますが、見た友人は「絶対に忘れられない花火」と言います。 私も何回か見ていますが、心の底から「絶対に忘れられない」と断言できます。
長岡市民の方の思いが詰まった花火です。 本当に心を動かされます!ぜひ1度見ていただけると嬉しいです!