Ilovecats blog

疑問に思ったことは掘り下げてみたいよね!

ガッテンの卵料理!卵は賞味期限切れの方が美味しい!4ヶ月腐らない?究極の卵かけごはんを作ってみた!

5月18日のガッテンでは、卵にまつわる新事実が紹介されました。なんと、冷蔵庫で保管したら4ヶ月は腐らない?! 常温でも2ヶ月なら大丈夫! じゃあ、今まで信じていた賞味期限って何だったの?

2016-05-19_052453

ほとんどの人が固く信じていた賞味期限の常識を打ち破る驚きの内容でした。また、卵は古いほど美味しい・・なんて新事実も飛び出しました。料理人や卵料理研究家にとっては常識だったようですが、一般人にとってはビックリ仰天!

卵が4ヶ月腐らない理由とは?

卵の賞味期限設定は、採卵日から2,3週間となっています。

 

でも、ガッテンでは賞味期限から4ヶ月経過の玉子が登場! 割ってみて匂いを嗅いでも問題なしです。検査したところ、サルモネラ菌も増えておらず、全く悪くなっていないことが判明しました。

 

実は卵は菌に強い構造になっていて、京都女子大の八田一先生によると冷蔵庫なら4ヶ月、常温なら2ヶ月は大丈夫とのことです。

 

実際、山梨県で山小屋の管理人を務めている方は、卵は生だと2~3か月、加熱では倍くらい古いのを食べたことがあるそうです。東京都文京区の学生寮の冷蔵庫には4か月前に賞味期限が切れた卵が入っていましたが、目玉焼きで美味しくいただくそうです(^^)

 

なぜ?

 

2016-05-19_052329

卵の殻の中では、卵黄が、卵白とカラザによって常に真ん中に位置しています。この状態が長期間保存が効く理由なんです。

 

雑菌は、卵の殻や卵殻膜をすり抜けて卵に侵入しますが、卵白には抗菌作用があるので腐りません。雑菌は、卵黄にくっついて繁殖することで卵が腐るのです。卵の表面が濡れていると雑菌が穴を抜けて進入しますが、卵白に抗菌作用があるので雑菌の侵入と増殖を防ぐのです。

 

しかし、時間が経過すると、卵白とカラザが弱くなって、卵黄を真ん中に維持できなくなります。すると、卵黄は殻の内側に密着してしまい、そこから雑菌が侵入することになるのです。卵黄が殻の内側に付くまでが、冷蔵庫で4ヶ月、常温で2ヶ月となります

そんなに長持ちするのに賞味期限はなぜ短いのか?

実は、卵の中には最初から卵黄に菌が付いているものがあるためです。親鳥が菌に感染していた場合にそのような卵ができてしまいます。

 

しかし、その確率は、3万個に1個の割合です。一生食べてもあたるかどうかくらいの微小な確率です。でも、そのような卵が含まれていたとしても、生で食べられる最低ラインとして賞味期限は定められていたのです。

 

では、菌が含まれている卵が賞味期限を過ぎていたらどうなるか?70℃以上で1分加熱すれば菌は死滅するそうです。でも、賞味期限を過ぎたら、2週間以内に食べ切るのが肝心です。

 

万が一のことを考えると、やはり賞味期限内に食した方が安全なのかもしれません。

究極の卵かけごはんを作ってみた!

ガッテンでは、古い卵と購入後1日目の卵をゆで卵にしてスタジオで試食しました。古い卵の方が弾力があり、味や食感も段違いでした。

 

ゆで卵メーカーではわざわざ鮮度を落とした卵を使ってゆで卵を作っているそうです。ゆで卵は採卵から10日~1ヶ月ほど経った『ちょい古』がおススメです。

 

究極の卵かけごはん『エアリー卵かけごはん』

1.卵黄と卵白に分ける。

2.卵白だけをご飯に入れてかき混ぜる。※最初は卵白を中心に混ぜて、ご飯をちょっとずつ崩して混ぜていくことがポイントになります。

3.黄味を真ん中に乗せて、醤油をちょい垂らしで完成!

2016-05-19_110433

私の場合、ガッテンで紹介された『万能ふわたまソース』を作って、ご飯にかけることにしました。『万能ふわたまソース』はとても簡単です。卵白だけをボールの中で網杓子で混ぜるだけです。2分もかかりません。

 

ガッテンでは『万能ふわたまソース』をほうれん草、チキンライス、すき焼きにかけて、その上に黄味を細く絞り出したソースをかけて食べていました。

2016-05-19_110502

すぐに、この状態になります。

2016-05-19_111018

ふわふわです(^^)

2016-05-19_111100

麺つゆをほんのちょっとかけてみました。

 

驚きました! 本当にふわふわ!

しかも、黄味の味がかなり濃厚に感じられます。是非是非、試してみてください。

2016-05-19_111307

ちなみに、作ったのは5月19日ですので、ちょっと早かったかもしれません。賞味期限ギリギリの方がもっと美味しかったかも!