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節分の豆まきで落花生をまくなんて関西人にはカルチャーショック!

お正月の次にやってくる大イベントが節分です。 コンビニエンスストアやスーパーなどでは、恵方巻きの予約が盛んですね。

節分と言えば、豆まきです。 「鬼は外、福は内」と声を出して、一年健やかに暮らせるようにと豆を撒きます。

[su_note note_color="#f9ff66"]私は関東に住むようになって初めて、スーパーで豆まき用に落花生が売られていることを知りました。 豆まきと言えば大豆、と思っていたので、びっくり!![/su_note]

落花生をまく地域はどこなのか興味シンシンです。

節分に落花生を撒く地域はけっこう全国に広がっているんですよ。

節分が近づくと、舛に入ったものや鬼の仮面のついたものなど、 バリエーション豊かな豆がスーパーの店頭に並びます。

豆は大豆ですが、それも煎ったものと決まっています。

生を撒いたら庭から芽が出て縁起が良さそう、と思ってしまいますが、実は逆で、 芽が出るのは縁起が良くないため、わざわざ炒ったものを撒くのだそうです。

 

地域によって、落花生をそのまま撒く地域もあります。

北海道、東北、北陸、南九州(鹿児島・宮崎)では、落花生をまくところが多いんです。

落花生をまく理由のひとつに雪が関係しています。 アトは、片付けが楽ということと、落花生の生産量が多い地域だからです。

雪の地域で小さい豆を撒いたら、拾うのと片付けるのが大変ですものね。納得です。

そもそも節分って何だろうって子どもに説明できますか(^^;)

昔、日本では、立春立夏立秋立冬の前日を「節分」と呼んでいました。 季節の変わり目ということですね。

季節の変わり目は、特に邪気が生じると信じられ、厄除けの行事が宮中で行われていました。 平安時代宮中行事の厄払い「追儺(ついな)」と呼ばれるものです。

 

節分は、この「追儺」が起源と言われています。

豆まき自体は、室町時代に中国から入ってきた風習がそのまま日本に定着したと言われています。

今さら聞けない節分になぜ豆を撒くの?

なぜ、節分の時に豆を撒くのでしょうか。

昔から穀物には生命力と魔よけの力があると信じられてきました。 五穀豊穣です。

五つの穀物は、特にどの穀物と決まっていないようですが、 一般的には、米、麦、粟、豆、きびもしくはひえの5種類をさします。

それと、もう1つ! 「豆」と「魔目」の語呂合わせで鬼の目に豆を投げ付けることで退治し、 一年を健やかに過ごせるようにという意味合いもあるようです。

節分に豆はいくつ食べるのかなぁたくさん食べすぎるとダメなの?

豆は年の数だけ食べます。数え年です。

数え年とは、生まれてから関わった年を年齢とする数え方です。 ふつうは、生まれて、次の誕生日が来るまではゼロ歳ですが、 数え年の場合は、ゼロ歳という概念がないので、1歳からスタートします。 関わった年を年齢とするというのは、1月1日に1つ年を取るという感覚です。

 

たとえば、12月の大みそかに生まれた場合、その日は、1歳となりますが、 翌日、1月1日には2歳となります。 また、1月1日に生まれた場合は、大みそかまで1歳です。

地域によっては、数え年に1個足した数の豆を食べると、一年風邪も引かないほどの健康でいられる、という言い伝えがあるところも存在します。

節分で余った大豆はどうしたらいい?

福豆と呼ばれている豆ですが、おそらく余りますよね^^

そんな時は、もちろんそのまま食べるのもいいのですが、 お砂糖やメープルシロップなどとフライパンでからめて、 甘辛いスィーツにしていただくのもまた雰囲気が変わっていいと思います。

もともとは大豆を炒ったものですから、 捨てずに色々とお料理に活用してみてください。

お客様にお出しする時の可愛い豆入れ♪

豆まきの豆は舛に入れないといけない、というわけではありませんので、 家で手軽に楽しみたいときは、小さな器に入れます。

お客様が来られる時に豆をお出しする場合は、一人ずつに行きわたるようにします。

最近は、いろいろなおりがみが売っています。 おりがみは、お客様にお出しする時の小さなお菓子を包むのにとても便利ですよ。

 

お客様にお出しする場合は、年の数を入れずに5つぐらい入れて、色々な色のテトラポット型に折ったおりがみに入れて大皿に入れておくと、見栄えがします。

鬼の役を選ぶ時なども、最初に豆と一緒に「鬼当番」と書いた小さな紙も入れておくと楽しみながら決められます。

この方法は、お子さまがたくさんおられる場合も年の数を入れておき、一人ずつ名前をつけておくと可愛いい感じになると思います。

まとめ

節分の豆まきは、大豆を炒ったもの、落花生をそのまま撒くなど地域によって違います。

主に雪の多い地域や落花生の生産量が多い地域は、もちろん落花生です。

どちらでも、一年の健康を祈願する日本の昔からの行事の1つです。

 

豆まきをするときに気をつけたいのは、撒き方です。 最近は、マンションの高い所から下に豆を投げたりする方もいるようですが、 これは、迷惑行為とされることもあるので充分に気をつけてください。

小さい豆ですが、高層マンションなどの上階から投げると重力が加わり、 下を歩いている人に当たると大変危険なこともあります。

迷惑にならないよう、マナーは守って、楽しく、一年の健康を祈りましょう。