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疑問に思ったことは掘り下げてみたいよね!

節分の豆まきの豆は落花生じゃない?地方によって何をまくか違う!

こんにちは。突然ですが、あなたのところでは節分にまく豆は何ですか? そんなの当たり前、炒り豆でしょ?とおっしゃるあなた! 地方によってまく豆が違うのをご存知でしょうか?

 

今回は、そんな節分の豆まきについて、毎年豆まきのときは鬼役の私がお話ししたいと思います。

節分の前でもスーパーに炒り豆がない!??

私は、産まれてからずっと新潟県に住んでいます。小さいころから、保育園や学校などで豆まきはやってきましたが、節分の豆といえば落花生でした。なので、豆まきの豆は落花生なのが当たり前だと思っていました。

 

ところが、大人になって、県外から引っ越してきたママ友さんに聞かれたのです。 「あのね、家で節分の豆まきをしようと思って、スーパーに行ったんだけど、どこにも炒り豆が売っていないんだけど、何で!??」 「・・・・節分の豆まきなら落花生がいっぱい売ってると思うけど??」

もう、話がかみ合っていませんね。(笑) でも、落花生をまかない県の人と話すと実際にはそんなものだと思うのです。

 

確かに私も、小さい頃から疑問には思っていました。TVにうつる節分シーンでまいている豆が、なんとなく落花生には見えなかったことを。子供ながらにあれは何をまいているのだろう、と思っていました。

もしかして、節分にまく豆って落花生じゃないの!?

 

そうなんです、小さい頃から落花生で豆をまく風習の県に住んでいると、時期になっても炒り豆が売られることが少ないのです。ですから、節分に落花生をまくのが当然、と思っている方が多いのです。(もちろん、売っているところもありますが・・・。)

よくある地方あるある、といったところでしょうか。

節分のときは地方によってまく豆が違う!

調べてみると、地方によって節分にまく豆に違いがあるようです。北海道や東北、北陸、南九州では、落花生をまくのが一般的なようで、逆にその他の地域では、大豆を炒った炒り豆が使われるのが一般的です。

東京などの関東の方は、大豆が一般的なのではないでしょうか。関西では、豆まきの他に「恵方巻」の文化もあるようですから、地方によって節分の行事には色々ありそうです。

 

なぜ、落花生をまくようになったのかというのには諸説あるようですが、大豆が「夏の豆」なのに対し、落花生は「冬の豆」であるからという説があるそうです。また、落花生の方がカロリーが高いために、雪の降る地方で食べるのに向いていたのではないかという説も。いずれにせよ、地方によって節分にまく豆の種類に違いがあるというのは興味深いですね。

節分のときに落花生をまくとこんなメリットが!

節分で落花生を使うメリット

炒り豆と違ってサイズも大きく、殻もついているので、まいたあと剥いて食べることが出来るので、衛生的に食べることができます。外にまいても、殻を剥いて食べることが出来るので経済的。

関東圏に住んでいた友人にそのメリットを伝えると、とても感動したようで、「今年は北陸流でやる!」と張り切って落花生を買いに行きました。

節分で落花生を使うと誤飲のリスクが減る

ハイハイをし始めた赤ちゃんくらいになると、何でも口に入れてしまうので心配がつきないですよね。実際、節分の豆まきの豆での誤飲トラブルの報告も多いそうです。上のお兄ちゃん、お姉ちゃんがいるから節分の豆まきはしてあげたいけれど、やっぱり下の子の誤飲が心配ですよね・・。

 

そういったご家庭では、ぜひ、落花生の豆まきをおすすめしたいと思います。誤飲の心配が全くない、とまではいきませんが、炒り豆の豆まきよりいくぶん誤飲の心配がなく豆まきができると思います。何しろ大きいですからなかなか口に入れづらいですし、入れたとしてもすぐ分かります。

もちろん、中身はピーナッツです。アレルギーの問題もありますので、食べるときは十分に注意をするようにお願いします。乳児の赤ちゃんには食べさせないようにするのが一番かと思います。

節分で落花生を使うデメリット

いいことだらけの落花生の豆まきのように思われますが、それなりにデメリットもあります。

 

まずはピーナッツなので、カロリーが高いこと。食べ過ぎると肌荒れや鼻血の原因にもなってしまいます。節分では、年の数だけ食べるという風習もありますが、小さい子ならともかく、私みたいな年齢のものが年の数のピーナッツを一度に食べていたら、翌日の肌荒れが心配でたまらなくなってしまいます・・・。(故に子供から、「食べないの!?」と言われても断り続けています。)

 

あと、片付けが楽と言いましたが、小さい子供が殻を踏んでしまった場合、炒り豆よりダメージは大きいです。粉々につぶされた落花生の殻を掃除するのは、想像以上に大変です。

さいごに

節分の豆まきの地方事情についてお話しました。

後片付けが大変な豆まきではありますが、古来から伝わる日本の大切な行事でもあります。お子様にもぜひ体験させてあげたいですね!炒り豆か落花生か、どちらがよいのか、家族で一度話し合って節分を迎えるのはいかがでしょうか^^