感謝の気持ちを贈る日が敬老の日ですから贈り物にありがとうをこめて
敬老の日は9月の第三月曜日です。
年配の方への感謝と、いつまでも健やかでいて欲しいという願いを込めて贈り物をする人も多い日です。
世代が違うので、何か贈りたいと思っても、どんな贈り物が喜ばれるのか、価格はどのぐらいがいいのか、いまさら聞けない好きなものは何なのか、けっこう迷いますよね。
敬老の日の贈り物の選択肢は形を残すか残さないか
何を贈ればいいのかを考えるとき、まず考えるのが贈り物の種類です。
贈り物には、大きくわけて2種類、形が残るものと残らないものがあります。
たとえばネクタイピンや洋服、アクセサリーや小物入れのようなものは、残るもの。
食べるものや花など、いわゆる「消えもの」と呼ばれるものは残らないものです。
相手や状況によっても違うので、どちらがいいというわけではありませんが、12月には「形が残るもの」を贈るクリスマスがあるので、そのちょっと前の敬老の日は、食べ物や花を贈る人が割りと多いんです。
敬老の日の贈り物はもらう人の気持ちになって考える
敬老の日と言っても、実際、祖父や祖母の立場の人の年齢はまちまちです。 40代の人もいれば、90代の人もいます。 欲しいものは年齢によって違いますし、なにより、好みは人それぞれ。
ただ、共通して言えるのは、もらう人の気持ちになって少し考えてみることが大切、ということです。
[su_note note_color="#f9ff66"]贈り物をするときにもっとも重要なのは、自分ではなく、他人がもらうのだ、 ということを忘れないこと、というのを聞いたことがあります。 [/su_note] 自分が好きなものを50代の人が好きかどうか、自分が美味しいと思うものを60代の人は美味しいと思うのかどうか?
人に何かを贈るとき、この言葉を忘れないようにしています。 ついつい、自分の好きなものをあげたくなってしまうからです。
もちろん、若い人が着るような洋服をいくつになってもチャレンジしてほしいという願いを込めて、きれいな洋服をプレゼントすることは素敵なことです。その時でも、できれば着てもらいたいからこそ、なるべく着やすいきれいな洋服を選ぶことを忘れないようにします。
敬老の日の贈り物はいくらぐらいがいいのか?
値段も悩みの種です。 気持ちとしては、安っぽいものは避けたいところ。 ただし、あまり高価なものは逆に気を遣わせてしまいます。
お財布と相談して、できることをする、でいいと思います。 大切なのは、気持ちです。
敬老の日にもらって嬉しいリストに入るのはお菓子
もらう立場でうれしいと言われているのがお菓子です。 和菓子も洋菓子も人気です。
お菓子を贈るときは、できるだけ、賞味期限には気を配ります。
たくさんのご家族と暮らしている方に贈る時は、数が全員に行き届くようにします。
ケーキをホールで、メッセージを添えて贈るのも素敵です。
お一人で暮らしている場合やご夫婦の二人暮らしなど、たくさんに一度に食べられない場合は、比較的賞味期限の長いものが喜ばれます。お菓子だけを贈るのではなく、お菓子と一緒にお茶やコーヒーなどを添えると気の利いた贈り物になります。
敬老の日の贈り物で、お茶はもらって困らない
お茶やコーヒー、紅茶は好みがありますが、たいがいの人が毎日飲むものです。
もらって困る人はあまりいません。 ただ、気をつけないといけないのは、最近は、急須のない家もあるとか。 ちょっとお年を召されていても急須がないというのは珍しいことではないようです。 そういう場合は、急須とお茶をセットにしてプレゼントします。
お茶やコーヒー、紅茶と一緒に、何か残るものを贈りたいときは、湯のみ茶碗やカップがおすすめです。
敬老の日に花を贈るなら花の色は派手にする
遠く離れたところに住んでいる場合は、どこにでも配達してもらえるフラワーショップを利用するのが便利です。
敬老の日の花は、花の色に一工夫。 シックな色合いのアレンジメントは、地味な印象を与えがちです。
花はできるだけ派手な色合いにしましょう。 黄色、オレンジなどのビタミンカラーの花は、もらった時に、華やかな気持ちになります。
ガーデニングが苦手でない方には、長く楽しめる鉢植えにするのもおすすめです。 春の花だと思われがちなビオラは、秋から楽しめる育てやすい花です。 色もたくさんあります。花言葉は、「信頼」です^^
一人暮らしの男性に敬老の日の贈り物をするときは?
年配の方への贈り物で、男性、女性、どちらが頭を悩ませるかといえば、男性ではないでしょうか。
特に一人暮らしをされている場合は、贈り物はむずかしいものです。
花をあげてもなぁ、とか、お菓子も食べすぎが心配、とか。 悩みだしたら、何を贈ればいいのかわからなくなります。
まずは、毎日、どういう暮らしをしていて、どういうことに困っているのかを想像してみます。 ごはんを作るのが面倒だったり、スーパーに買い物に行くのが億劫だったり、一人の時間を楽しみたいと思っていたり、その人の暮らしに沿って考えてみます。
たとえば、少しずつ入った、いろいろなものの詰め合わせを贈るのはどうでしょうか。
[su_note note_color="#66fff7"]珈琲好きな方には、とびきり美味しい珈琲と、クッキーを少しだけ。
好きな作家の本と、小さな盆栽。
お味噌汁のフリーズドライを数種類と電子レンジで温めて食べるごはん。
和菓子と日本茶。和菓子は少なめで。
冷凍のデリカを数種類と焼きたてのパン。
パスタソースとパスタ。[/su_note]
ふだん、食べるものを中心に、自分では買わないような新しいものも少し取り混ぜて贈ると喜ばれます。
意外に喜ばれるものとして、シャンプーや芳香剤があります。 男性が店でなかなか買いづらい商品でもあるので、少し上等の芳香剤などもおすすめです。
敬老の日に写真にかなうものなし、というのはホント
はなれて暮らしていても、子どもはいつまでも子ども、とよく言います。
一番欲しいものは何かと聞くと、写真という答えが返ってきたことがあります。 ※ダントツ人気は孫の写真なんですが、息子や娘の近況も喜ばれますよ。
今は携帯で写真を毎日のように撮っている人がほとんどです。 子どもだったり、自分だったり、見た風景だったり、猫だったり、犬だったり。
それをプリントし、写真が入る箱に入れて贈ると喜ばれます。
きれいな箱で贈ると、そのままもらった人は好きな時にその箱を開けて、写真を楽しむことが何度でもできます。用意するのは、写真、箱、リボンです。
もし、ご家族で訪問されて渡すのであれば、みんなで撮った写真を一番上に入れて、サプライズプレゼントとして渡すのも素敵な贈り物になります。
写真の並びは、工夫すると楽しいものになります。 なるべく日常のなにげない写真を中心に、できるだけたくさん用意します。 その時々の空や花、おもちゃだけ、など、人が映っていない写真も混ざっていると、世界で一つの写真集みたいになります★
敬老の日はラッピングのリボンにプラスアルファ
贈り物は、もらった瞬間から嬉しい気持ちになるものです。 ラッピングは、ぜひ、心を込めて。 中身に自信がなくても、ラッピングで心を掴めば、何とかなるものです。
ご自分でラッピングする場合でも、お店でラッピングしてもらう場合でも、たとえば、誰でも知っている百貨店の包装紙だとしても、リボンにオリジナルのタグをつけると、それだけで気持ちが伝わりやすくなります。
まとめ
敬老の日に何を贈ればいいのかわからない・・
年齢も違い、趣味も違う、好きなものをよく知っているわけでもない。
そんなときは、贈られる人の生活を少し想像してみてください。 一人暮らしだったら、どんな生活をしていて、何が必要か。 二人暮らしだったら、どういう暮らしをしているのか。
大切なのは、気持ちです。その少し想像した時間が、何よりの贈り物です。
一年に一度の敬老の日。ありがとうという気持ちを贈りましょう♡