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二月堂のお水取りの混雑が嫌で避けるためのベストな方法のお伝えです!

奈良東大寺の「お水取り」は 毎年多くの人で賑わうことで知られており、 「春を呼ぶ行事」 「お水取りが終わらないと春が来ない」・・

などと言われるほど、奈良の人達にとっては 季節の節目となる大切な行事として定着しています。

そんな伝統ある東大寺の「お水取り」の様子は毎年ニュースにもなるほど! 大松明(おおたいまつ)の迫力もさることながら、見物客の多さにも圧倒されます。

 

混雑は相当ですが、それでも一度は行ってみたい!というあなたのために おすすめの日程や時間、そして混雑を避ける方法などについて ご紹介します。

東大寺のお水取り【日程と時間】

東大寺のお水取りは、修二会(しゅにえ)、お松明(おたいまつ)とも呼ばれ、 天平勝宝4年(752年)以来途絶えたことがない、 奈良時代から続く伝統行事です。

 

「お水取り」の名称の由来は、 観音様にお供えするお香水(おこうずい)を汲み上げる行事からきたものです。 正確には、「お松明」や「お水取り」は「修二会」という仏事です。 ※なお、修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」といいます。

 

修二会自体は2月から始まりますが、 実は、「お松明」は、3月1日~3月14日の期間毎日行われます。

 

時刻は毎日19:00から ※3月12日(月)は19:30から、 ※3月14日(水)は18:30からです。

いつもニュースで見ているのは3月12日の様子です。

 

毎年3月12日がメインとなるのでおよそ2万人~3万人もの人が訪れます。

 

3月12日には籠松明(かごたいまつ)が焚かれ、 二月堂にある若狭井(わかさい)に 水を汲みにいきます。

 

これがいわゆる「お水取り」の儀式です。 汲み上げた水は「お香水」と呼ばれ、本尊である十一面観音に供えられます。

 

創始当初からの「水」が入ったものは「根本香水」と呼ばれ、 それは練行衆(れんぎょうしゅう)にしか与えられません。 でも、一般の人には「次第香水」と呼ばれるものが頒布されます。

 

「次第香水」は「飲めば病気が治る」と言われていて、3月12日、13日、14日の お松明の後に頒布されます。

 

ただ、お香水を受け取ることができるのは、タイミングよくその場所にいた人たちのみ なのです。2万人~3万人もの見物客がいるので当然と言えば当然ですね。

東大寺のお水取りの混雑状況は?

さて、気になるお水取りの混雑状況ですが、 「お松明」の期間中の土曜日、日曜日、そしてクライマックスとなる12日と、 14日の最終日は大混雑が予想されます。

 

「お松明」が見られる広場が3千~4千人の収容(立ち見)に対して、予想される12日の来場者数は2万~3万人です。警察や機動隊の出動もあるほどです。 遅くとも17:30までに入らないと広場にさえ到達できない可能性があります。

 

12日の「お松明」は19:30からですが、「お水取り」は深夜1:00ごろにもなります。

 

その時間はかなりの冷え込みになります。 奈良の夜は本当に寒いです。

 

待ち時間のことも考えてしっかりとした防寒対策が必要です。 考えられる最高の防寒対策をしていったほうがいいです。

さいごに

12日のクライマックスの「お水取り」は、 ちょっとした覚悟と体力が必要になります^^

クライマックスを2回経験した管理人の感想です。

混雑が嫌い・行列が嫌いという方は、土日を避けて(もちろん、12日と14日も避けて)、平日に行くことをおすすめします。

 

平日でもお松明は行われていますし、十分な迫力です。

 

「お水取り」は大きな松明が登場する派手な仏事なので、 観光客にはとても人気があり、大盛り上がりです。

 

しかし本来、「お水取り」という行事は、厳格な宗教儀式です。 歓声や拍手も禁止!カメラのフラッシュなどもだめ!なんです。

でも、実際はお松明が登場すると大歓声がおこりますが^^

 

平日に行けば、本来の厳粛な行事に参加できるのではないでしょうか。 実際、平日の二月堂は気になるほどの混雑ではありません。 どうしてもクライマックスの12日に行かれる方は、 万全の防寒をしてくださいね。

『京都の底冷え』ってけっこう有名ですが、奈良も負けてはいませんよ! 京都と奈良と、どちらにも暮らしたことがありますが、嫌になるほど底冷えがして、体の芯から寒くなるというのはいっしょです。

 

とにかく冷えますので無理のないようにお出かけくださいね。

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