怒られたくないからか子供が嘘ばかりつくときの効果的な対処法は?
子どもがちょっと嘘をつくのはよくあることです。
しかし、我が子が頻繁に嘘ばかりついていたらどうでしょう。 小さい嘘かもしれませんが、何回も繰り返しているのを見ると心配になりませんか?
私の子どもも、すぐにわかる嘘をつきます。 癇癪を起こして目の前の物を投げるのですが、「投げていない」と言うのです。 私の目の前で姉を叩いたのに、「叩いていない」と言い張ります。
子どもが嘘ばかりついていては、お友達がいなくなるのではないか、 もっと嘘をついてなんでも隠すようになってしまうのではないかと心配になりますよね。
どうしたらいいかと試行錯誤でやっと落ち着いてきた我が家なのですが、 どのような方法があるのかを少しご紹介しますね。
子どもが嘘ばかりつく理由とは
子どもが遊びの中で、壁に手をつけ実を取るしぐさをして「りんごを取ってきた」と言います。これも「嘘」ではあるのですが、想像の中でのことなのでこれは可愛い嘘と取って、ぜひ一緒になって楽しんでください。
気になるのは、自分を守るための嘘であったり注意を引きたいがための嘘ですよね。 どうしてこのような嘘を子供はつくのでしょうか。
怒られたくない
何か悪いことをして、それがわかると怒られるという予想がついた時に、 「していない」等と嘘をつきます。自分を守るための嘘と言えます。
私の子がついた嘘もこれが理由でしょうね。
認めてもらいたい
みんなが持っているものを、持っていないのに「自分も持っている」と発言することがあります。誰でも経験はあるのではないでしょうか?
例えば、犬を飼っていないのに飼っていると言ったり、旅行に行っていないのに行ってきたというようなことです。 これは、注意をひきたいがための嘘です。願望とも言えますね。
悲しませたくない
本当のことを言うと悲しむと思った時につく嘘です。 これは、大人になってからも経験があるかもしれません。
例えば、もらったプレゼントがすでに持っている物であっても、 欲しかった物であるかのように喜ぶといったことです。
人の気持ちを考えたうえでの嘘であれば、時に必要な嘘とも言えます。 こう思うと「嘘はついてはダメ」と教えるのも躊躇してしまいますよね。
嘘をつくことを悪いと思っていない
めったにはないのですが、あまりに嘘をつくことが日常すぎて、 嘘をつくことを悪く感じないという場合があります。
これには、親がよく嘘をついているという可能性があります。
子どもが嘘をつかない、つかせない子にするポイント
必要な嘘はあるかもしれませんが、ついてほしくない嘘の方がほとんどですよね。 でも実は、嘘をつく子になるかならないかは親次第なのです。
嘘をつかない・つかせない子にするポイントとは何でしょうか?
結果ばかりをほめない
経過を見ずに、結果ばかりを褒めていると、褒めてもらうために嘘をつくようになります。
努力しているところをぜひ褒めてあげてください。 幼稚園等に行ってしまうと、特に経過は見ることがなく結果だけを持ち帰ってくるので要注意です。
声掛けをしっかりする
注目してほしくて嘘をつくことがあります。
よく声をかけて気にかけてあげることが大切です。 いつも見てくれていることがわかると、注目してほしいがための嘘はつかないでしょう。
正直に言えた時は褒める
どうしても悪いことをした後は、小言が増えてしまうものですが、もし正直に話すことができた時は、怒りを抑えて言えたことを褒めてあげましょう。
謝った時にしつこくすると、悪いことをした時に隠そうとしてしまいます。
親が嘘をつかない
当然ながら、親が嘘をつけばついていいものだと子どもも思います。
嘘なんてついていないと思う方は多いかもしれませんが、何か用事をしている時に、子どもに「遊ぼう」と言われて「後でね」と返事してそのままということはないですか?
これも立派な嘘になります。 後でと言ったことを守らなかったのですからね。
こんなことが続けば、子どもも嘘をつくことが増えてしまいます。
子どもが嘘をついた時はどうしたらいい?
もちろん、嘘をつかない子にしようと努力していても子供は嘘をつくものです。 嘘をついた時にどう対応するかも大切です。
子どもの気持ちに寄り添う
まず、どうして嘘をついたのかを子供と話をしましょう。
叱る前に、子どもの話を聞いてあげて共感してあげましょう。 「嘘をつきたくなるよね」等と言ってみてもいいでしょう。
共感してあげた後で、「でもね」とお話しましょう。 嘘をつくことは悲しいことだよと教えてあげるのもいいと思いますよ。
ただ、嘘も方便という言葉があるように、「嘘は絶対ダメ」と教えるのはやめておきましょう。
褒める
子どもが嘘をついたことを認めたら褒めてあげましょう。 覚えがあるとは思いますが、いったんついた嘘を認めることはとても勇気がいりますよね。
ちゃんと嘘をついてしまったことを正直に話したら、「本当のことを言えて偉かったね」と褒めてあげてください。
さいごに
子どもはすぐにわかるような嘘をつきます。
あまりにも多いと心配になってしまいますが、嘘をついてしまった理由が子どもにはあります。ついつい、嘘をやめさせたい一心できつくなってしまいがちなのですが、そこは深呼吸をして冷静にお話するようにしましょう。
頭ごなしに叱るのではなく冷静に話をしてみると、意外に「そんなこと思っていたの?」とビックリする理由なこともあるかもしれませんよ。
広い心で見守っていけたらいいですね。
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