子供や赤ちゃんの暑さ対策で夏に気をつける具体策を知っていましたか?
暑くなってくる時期、気を付けたいのが熱中症です。 私の娘は、2年前の夏に熱中症に2回もなりました。
そう、子どもは熱中症になりやすいのです。 体温を調節する機能がまだ未熟なことが原因の1つだと言われています。
また、子どもは背が低く、日光が地面で反射されるため、大人よりも暑さを感じます。 そして、抵抗力もないので重症化しやすくなるのです。
熱中症から子どもを守るためには、どんなことに気を付けたらよいのでしょうか。 娘の熱中症を経験して、私が現在、熱中症対策をどうしているかということと合わせてお話していきますね。
熱中症の症状を確実に知っておきましょう。
まず、熱中症だということにいち早く気づく必要があります。
私の娘が初めて熱中症になった時は、外に遊びに来ているのにあまり遊んでいないので変だなーとは思いながらも、すぐには気づきませんでした。
子どもが熱中症になりやすいということや、どんな症状があるのかということを知っていないと、気づくのが遅れてしまうのです。
子どもにいつもよりぐったりしている様子が見られる時は、熱中症を疑ってみましょう。
熱中症の状態が続いたら、気を失うこともあります。
重症化すると死に至ることだってあるのです。
ここで、子供ならではの落とし穴があることをお話しましょう。
自覚症状がありながら、遊びに夢中になっていたり、まだ遊びたいという気持ちが勝っている時は、親や先生に言わないこともあります。 子供の具合を見て、「しんどいの?」と問いかけても、否定することすらあります。
また、本当は体がだるくて出来ないと伝えたいのに、うまく言葉に出来ず伝わらないということもあるのです。 その結果、嘔吐、気を失うという、ひどい状態まで悪化させてしまいます。
ある程度大きくなるまでは、汗のかき方や、顔色や、体温等から、気づいて処置をしなければなりません。
熱中症かもしれないときはどうしたらいいの?
では、熱中症かもしれないと気づいた時はどうしたらいいでしょうか。
まず、ポイントとしては3つです。 1.体温を下げる。 2.水分補給 3.塩分補給
具体的な方法を見ていきましょう。
涼しい場所へ移動させます。 ボタンを少し開ける等、風通しを良くしましょう。
首、わきの下、太もものつけ根を冷やします。
水分補給をします。 水分と塩分との両方を摂れるスポーツドリンクがおすすめです。
そして、改善しない場合は病院を受診しましょう。
注意点としては、意識がなかったり、嘔吐をして水分が摂れない等の場合は、すぐに受診が必要です。 涼しい場所に移動したり冷やしたりして、救急車を待ちましょう。
熱中症予防は基本的なことを忠実に守るだけです。
なんと言っても、熱中症にならないのが一番です。
私は、この予防をしっかりすることで、昨年の夏は娘を熱中症にさせずにすみました。 熱中症にさせないためにはどうしたらいいのか見ていきましょう。
水分補給
一番の予防は水分補給です。 可能であれば、スポーツドリンクを適宜飲むようにしましょう。
一緒にいる場合は、その都度声をかけて飲むように促してください。 幼稚園や学校に行っているお子さんの場合は、朝出かける前にしっかり飲むように声をかけましょう。
水分を摂らなかったらどうなるかを話してあげると、気を付けるようになりますよ。
運動をさせよう
普段から運動をして暑い時期に外に出ることに慣れさせておきましょう。 エアコンの効いた部屋に慣れてしまっていたら、暑さに弱くなってしまい熱中症になりやすくなるのです。
私の場合、年の近い下の子がいたこともあり、外遊びをあまりさせずに幼稚園に行かせるようになったことも娘の熱中症の原因のひとつだったと思っています。少し、暑さに弱くなってしまったようです。
外が少し暖かくなってきた頃から、外遊びをさせていくと夏がきた時に暑さに強くなります。ぜひ外遊びをさせてあげましょう。その時から、水筒を持たせてお茶を飲む習慣をつけておくことも大事ですよ。
睡眠をしっかりとる
体が疲れていては免疫力も低下して、熱中症になりやすくなります。 しっかり睡眠をとるようにしましょう。
帽子をかぶる
帽子は、暑さから頭を守ってくれます。 日差しが強くなり始める頃から、帽子をかぶる癖をつけておきましょう。
つばがある方がよりいいですね。
涼しい場所で休憩をする
ずっと暑い場所にいてはしっかり対策をしていても熱中症になってしまいます。 適宜涼しい場所で休憩をしましょう。
お弁当やおやつの時間を間で入れると、上手に休憩させることが出来ますよ。 1日外にいるのであれば、日よけになる簡単なテントのようなものがあるといいですね。
子供の様子をしっかりチェック
先ほどもいいましたが、子供が自分から体調が悪いと言ってこない場合も多くあります。 子供の様子はしっかり見ておきましょう。
よく走っていたり、暑い場所ばかりで遊んでいるようなら、声をかけて涼ませたり水分を摂るように言いましょう。 特に、汗のかき方がおかしかったり、顔が赤い、体が熱い場合等は、休憩させて少し冷やした方がいいですね。
ベビーカーは日陰を歩こう
赤ちゃんを乗せているベビーカーは、地面に近いことを忘れてはいけません。
外で走っている子より暑さを感じているはずです。 出来るだけ、日陰を歩くようにしましょう。
また、日陰で休憩することも必要です。 ※短時間であっても車内に置き去りにするのは言語道断です。
寝る前に水分補給
寝ている間も汗をかきます。 寝ていると、起きてお茶を飲むということはなかなか難しいことです。 寝る前に、必ずお茶を飲んでから寝させましょうね。
就寝前が入浴という生活スタイルのご家庭は、特に要注意です。
さいごに
子供の熱中症は、酷くなるまでなかなか気づかないというパターンが多くあります。
熱中症の症状をよく知って、子供の様子を観察することと、熱中症にならない予防策をたてることが、とても重要になります。熱中症になったら、体温を下げることと、水分、塩分を摂るということも覚えておきましょう。
ぐったりしている子どもの姿は、本当に見たくないものです。
家族で出かけるときは、外で遊べるように熱中症対策をしっかりして、夏を楽しみましょうね。
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