ハロウィンくだらないかなぁ嫌いになる前に起源を正しく知ってみよう!
毎年10月31日はハロウィンです。
当日は渋谷のスクランブル交差点などが仮装した人々で賑わいます。 渋谷でのハロウィン騒ぎは2010年代になってから流行したようです。
度を過ぎた騒ぎが起きることもあって、ハロウィンはくだらないと考える人もいます。 しかし、魔女やキャラクターに扮した子供たちの仮装は可愛いものですよね(^^♪ 日本では賛否両論あるものの、本来は伝統的な行事であるハロウィン。
毎年、過度な騒ぎが起こるものの果たしてハロウィンは本当にくだらないものなのでしょうか? ハロウィンの起源を知って、日本でのハロウィンのあり方について考え直してみませんか。
ハロウィンと日本人
日本人は、あまり宗教的な縛りを気にしない民族であると思います。 クリスマスも、ハロウィンも、お盆も、初詣も、何でもありだからです。
私自身も同様で、クリスマスもお盆も初詣も好きです。 どれも細かいことにはこだわりませんし、適度に楽しめば良いと思っています。
そして、ハロウィンに関しては、見ているだけなら好きです。 子供たちが仮装しているのを見ると微笑ましい気持ちになります^^
しかし自分が仮装したいとは考えません。 そんな私が一度だけ、ハロウィンに関して本当に困ったことがあります。 なぜならそれは、そのころ勤めていた会社で、「ハロウィンは全員が仮装して出勤しましょう」という流れになった年があったからです(≧◇≦)
どういう流れでそんな話になったのか、正直理解に苦しみました。 挙句の果てに、社内で仮装のコンテストまで開催されてしまいました。 もちろん「興味がない人は不参加」という流れなら良かったのです。
しかし、残念なことに、そのイベントは「全員参加」でした。 ここが最も納得の行かないポイントでした。 このときばかりは、ハロウィンなんて本当にくだらない、と感じたものです。
コスプレが好きな同僚たちは楽しかったようです。 私も、自分が関係なかったら見て楽しんだかもしれません。 あまりに周囲が盛り上がっているので「嫌だ」と言いづらい流れでした。 そのため、普段とはかなり違う服装をすることで、なんとなくごまかしました。
もちろん周囲には「それは仮装ではない」と大不評でした。 でも本当に、私は、仮装するのは嫌だったのです。 それでも、友人同士で仮装して遊ぶのなら、まだ乗り気になったかもしれません。
しかし勤務先で仮装したいとは今でも思いません。 ハロウィンを楽しみたい人が仮装をする分には問題ないと感じています。 そしてハロウィン限定のお菓子も可愛くて毎年楽しみです。
しかし仮装を強制したり、他人に迷惑をかけたりするような騒動を起こすのは、やはり違いますよね。 毎年、ハロウィンは、渋谷などで起こる騒ぎが問題になっています。 いずれは周囲に迷惑をかけることのない、穏やかな日となってほしいものです。
ハロウィンの起源を正しく知れば、単なるコスプレ大会でないことがわかります!
ハロウィンとは、もともとは古代ケルト人を起源としているのだそうです。 ケルト人とは、中央アジアからヨーロッパに渡来した、ケルト語派の言語を用いていた民族です。 このケルト人は1年の終わりを「10月31日」としており、その日は秋の終わりと冬の始まりでもあったそうです。
そして10月31日には、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていました。 このとき、有害な魔女や精霊から身を守るために仮面をかぶり、焚き火をしていたのだそうです。 かぼちゃをくりぬいて蝋燭を立てた「ジャックオーランタン」を作り、仮装をする風習ができたのは、これに由来しています。
文化圏によって、ハロウィンの扱いは、かなり違います。 アメリカやイギリス、カナダなどの英語圏ではハロウィンが盛んです。
また、本来はケルト人の国であったアイルランドでもハロウィンを祝う習慣があります。 そして東欧や中東では、あまりハロウィンを祝うことはないそうです。
日本では、東京ディズニーランドのイベントなどによって「ハロウィン」が浸透しました。 現在では多くの菓子メーカーが時期になると関連商品を販売します。 雑貨店なども、関連商品がたくさん並べられます。
それだけではなく、幼稚園や保育園などでも行事として取り入れていることがあります。 子供たちと地域の大人が交流する良い機会にもなっているようです。
しかし、日本の場合、ハロウィンに関連した騒動も少なくはありません。 そのため、「ハロウィンなんてくだらない」「ハロウィンは大嫌い」と感じる人も少なくないようです。 確かに、事件や事故が起きるのは良い話ではありません。 そのため、眉をしかめる人がいるのも無理はない気がします。
さいごに
ハロウィンは好きですか?嫌いですか? どちらの意見も、あって当然だと思います。
楽しむときは、周囲に迷惑をかけない範囲で楽しみましょう。 また、好きではなくても、楽しんでいる人には水をささずにいたいものです。
元々は伝統的な意味のあるハロウィン。 せっかく行事として浸透してきたのですから、「ハロウィンなんてくだらない」と感じる人が少ないイベントにしていきたいですね。
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