Ilovecats blog

疑問に思ったことは掘り下げてみたいよね!

ガッテンのタッチケアで痛み・高血圧・認知症が改善する!6月1日のハッピーホルモン☆

6月1日のガッテンでは『痛み&認知症に効く!「癒やしホルモン」の驚きパワー』が特集されました。体に心地よく触れられると脳から出てくるホルモンの『オキシトシン』!

 

その癒やし効果は絶大で、痛みやストレスを大きく緩和するだけでなく、血圧を下げることもわかっています。なんと、認知症の徘徊が減ったりすることまで判明しました。

タッチケアオキシトシンの分泌を促す!

スウェーデンではオキシトシンは『ハッピーホルモン』としてとてもポピュラーです。いち早くオキシトシンのパワーに着目し、その力を医療にも使えないか研究がされています。

 

そのオキシトシンの分泌を促すのが『タッチケア』! 体に心地よく触れてあげることなんです。スウェーデンでは保育園や病院でも『タッチケア』で効果を得ようという取り組みが行われています。

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保育園や学校ではタッチケアによって問題行動や乱暴な行動が減ったというデータがあり、病院ではがんや痛みのある患者さんの”痛み”を改善することにも応用されています。

日本でも注目!特に、認知症への効果が期待されています

高血圧の人に背中マッサージを10分間、週に3回続けたところ、血圧が平均で10も下がったという研究結果が多数あるそうです。

 

何といっても、今最も注目されているのは認知症への効果です。

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徘徊や乱暴な言動・行動が多かった人の娘さんがタッチケアを毎日10分ほど1週間続けたら、行動がすべてが変わり、乱暴な言葉もなくなり、徘徊もなくなったそうです。認知症の方の介護は深刻な社会問題です。更なる研究の蓄積で、早急に悩める人への朗報を期待したいところです。

 

タッチケアは病気自体が良くなるわけではありませんが、病気による様々な症状の改善が期待できます。現に、東日本大震災熊本地震の避難所でもタッチケアは不安やストレスを抑えるために行われていました。

タッチケアはなぜ効果があるのか?その仕組みは

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私たちの体は痛みやストレスを感じたときに脳の中の『扁桃体』(へんとうたい)が不安や恐怖を感じます。実はこの現象が認知症や慢性的な痛みを悪化させるということがわかってきました。

 

扁桃体の興奮を鎮めるのが「前頭前夜」という部分です。しかし慢性的な痛みやストレスがあると扁桃体は鎮まらず、ずっと興奮しっぱなしになってしまうんです。つまり、痛みなどが更に増幅され、血圧の上昇、不眠などが起こってしまいます。

 

でも、体に触れること(触ること)で、分泌されたオキシトシン扁桃体の興奮を鎮めてくれます。すると扁桃体が引き起こしていた高血圧や痛みなどの症状が改善されるというわけなんです。

オキシトシンは電話するだけでも分泌される!?

アメリカ・ウィスコンシン大学での研究によると、7歳から12歳までの女の子に大勢の前でスピーチをさせました。スピーチの直後に『母親と電話をした』ところ、体内でオキシトシンが増えたのが確認でき、ストレス値も激減したそうです。

 

この研究結果は一人暮らしの方に応用できます。親元を離れて暮らす学生さんや高齢のお父さんやお母さん達です。実は声を聞くだけよりも、抱き枕など抱えて抱き心地が加わると、より相手の存在を強く感じるため、安心の効果が大きくなるという研究結果があります。

 

番組内で、高齢の女性が孫から電話がかかって来た時に、抱き枕を抱きながら話をすると『身近にいるって感じがして』オキシトシンも濃度が上がっているのが確認できたのです。

タッチケアのやり方!ぜひご家庭で試してください。

1、椅子の背やテーブルにもたれて楽な姿勢をとる。 2、背中に手のひらをぴったりつけ、背中全体をなでる。 3、1秒間に5㎝程度のゆっくりした動きで背中の中心から外側に向かって円を描くようになでていきます。手のひらでアイロンをかけるようなイメージです!

4、肩、背中の一番外側のラインに沿ってなでる 5、腰の位置から首に向かって、ハートを描くように、くるくるとなでる。1回10分程度が目安です。

なでる側の人にも、オキシトシンが出ることが期待できます。

↓↓より詳細を知りたい方は