Ilovecats blog

疑問に思ったことは掘り下げてみたいよね!

白峰温泉のホテル八鵬に天皇陛下がご宿泊されていたのにビックリ!

小1の娘が夏休み中でしたので、目先を変えたらビックリするだろうと、福井県立恐竜博物館へ遊びに行きました。 京都府の南部から行きましたので、もちろん泊りを前提の旅行です。

そこで、雪だるま祭りで有名な白峰温泉のホテル八鵬に泊まってきました。 白山白川郷ホワイトロード(旧:白山スーパー林道)がお気に入りで、足しげく通っていたころから気になっていた建物でした。 山の中でも結構目立つので調べたところ、ホテル八鵬でした。

いつかは泊まりたいと考えていた念願のホテルです。 3拍子揃っていたことに驚きです。おもてなしと温泉と料理!!これだけ気持ちのいいホテルは久しぶりです^^

国道157号を白山白川郷ホワイトロード方面へ進むと、手取川を挟んで右側にあります。 石川県立白山ろく民俗資料館の入口看板を超えてからトンネルを抜けるとすぐ右折です。 進行方向に信号機はなく赤い橋が目印です。 右折して赤い橋を渡るので行き過ぎないように注意してください。

 

赤い橋を渡って、左折して建物を周り込んだところが正面玄関です。 橋を渡ると、正面にホテル八鵬とは別の建物があるのですが、日帰り温泉施設の「憩いの湯 桑島」ですので、間違えないでくださいね。

ちょっと、古びた感じがしますが、心配ご無用!!

 

ホテル八鵬のお部屋の仕様はこんな感じです。

冷蔵庫を開けて、取りあえずビールって思ったのですが、水だけでした(^^;) 係の方に部屋までビールを持ってきてもらいました。

 

お決まりのお部屋の中の休憩所!私は喫煙者ですので、網戸があって、ちょっとひと安心。 網戸もなく、ベランダもないホテルですと、建物の外の喫煙所まで行くこともあります。 娘を煙害にさらしたくないので・・・タバコがやめられないので。

 

お決まりの休憩所は、上の方まで障子でふさがれています。 中には、見事な欄間となっているホテルもありますが、そうなるとタバコの煙がダダもれします。 もっとも、この状態でも煙は漏れてしまいましたが。

 

テレビの映りは問題なしです。もっとも、私は旅行のときはほとんどテレビを見ません。 娘がEテレを見るくらいです。 この電話はもう使えないそうです。係の方が、娘のおもちゃにどうぞと仰っていました^^

 

じゃ、フロントに連絡するときは? このガラケーでつながる仕組みになっていますので安心してください。

 

お風呂セットです。 歯ブラシとカミソリと足袋が入っていました。もちろん、浴衣もあります。

 

子ども用の浴衣と、妻の浴衣。 子ども用の浴衣はフロントでサイズを合わせてくれます。 また、妻は145cmと小さいので、浴衣のSを持ってきてもらいました。 浴衣のSって、そろえてない宿もありますから、助かりました。

 

普通に嬉しいウォッシュレット! ウォッシュレットがあるだけでホッとします。

 

部屋の中はこんな感じです。これで十分ですね。

とにかく、従業員の方の対応が気に入りました。

仲居さんって、普通は女性ですよね。 でも、ホテル八鵬ではナイスミドルの男性でした。 この方が、くどくもなく説明が柔らかで、しかも娘に適切に声をかけてくれるなど、ホッコリするような対応でした。

 

妻が、いたく感激して、久しぶりに心付けを渡していました。 ほんのちょっとの額ですが…

私も、仲居さんの気遣いが心地よく思ったのは、本当にしばらくぶりでした。 変な宿でしたら『こいつ早く引っ込まんかいな、はよイネ!』なんて思うこともあるくらいです。 こちらも、色々と質問したくなるくらいの人当たりの良い対応でした!現に、ちょっと聞いてしまいましたが。

宿の方の対応やおもてなしが素敵だと本当に得した気分になりますよね。 冷たすぎず、しつこすぎずにホッコリとくつろげる対応って最高です。

さて、温泉に入ったあとは、お楽しみの夕食です。

この温泉というのが『絹肌の湯』と呼称しているくらいの美人湯です。 化粧水に入っているような、スベスベ、つるつるでした。 男性の私でも何回も腕をさすりながらお湯をかけてみました。つるつるだったんです。

硫黄泉の愛好者ですが、最近はつるつるの温泉にもよく行きます。 いいもんですね。刺激が少なくて湯がつるつる成分って。

ホテル八鵬の醍醐味は夕飯にありました!

夕飯は広い会場でいただきました。 行ってみてわかりましたが、この豪快なメニューでは部屋食は無理です。 『白山炭火焼』と称する囲炉裏端料理です。 部屋中に、お魚の焼けるいい匂いがしていま。でも、かなり煙たいんです。

すでに岩魚ちゃんとニジマスちゃんがこんがりと焼かれていました。

右端のふたを取ってみると、そこにはニジマスのお刺し身(洗いです)が!担当の方の説明では清流で育てたニジマスを冷たい氷水でキュッと〆るそうです。美味かった・・・

川魚が本当に苦手な妻が、抵抗もなく完食していましたから。

 

焼きは、岩魚ちゃんとニジマスちゃんが一人一尾ずつの計2尾です。 もっとも娘には多すぎるので一尾にしましたが。

これがまた、皮パリパリの中ふっくらで、一瞬のうちに食べ尽くしました。

 

先付けと言っていいのか、上の写真のニジマスの上は、白峰地区で有名な堅豆腐3種類です。 ビックリしたのは、違うお店三店舗の堅豆腐を出してくれるんです。 固さと風味が微妙に違うことがわかりますよ。

 

 

本格的な囲炉裏端料理に入るんですが、牛串と生麩の写真を撮り忘れました。 ほかにも油揚げが残り少ないです。

夢中になって食べてしまい、気づいたときには遅かった・・・

 

娘のお皿の牛串です。なお、宿代プラス2160円で、この牛が飛騨牛に変わるそうです。 飛騨牛は、今では全国ブランドです。財布に余裕のある方は試してみてください。

以前、飛騨高山の飛騨牛専門店に行ったことがあります。 親指大のワサビにも全然負けない飛騨牛に感銘を受けました。 ワサビがツ~ンとしなかったんです。むしろ、甘く感じました。

 

これこれ、これがミソなんです。

里芋や堅豆腐の串を焼いてから、これに付けて食べます。 中身は、チーズをベースとしてミソも入っています。 そしてコラーゲンボールも入っていたんです。

和風チーズフォンデュですね。これがお酒と合うんですね。 最後はお決まりのごとく、チーズを剥がして食べていました^^

 

岩魚の骨酒です。最初は1.5合を頼んで「つぎ酒」をしました。

※岩魚の骨酒は別注文です。1.5合で2160円です。つぎ酒は1合が620円でした。ホテルの予約時点で頼まなくても、食事の際でオッケーとのことです。

久し振りで美味かったですね~。

つぎ酒は1合だけです。その前にハイボール飲んでしまいましたから。 いつもは、残った岩魚もすべていただくんですが、このときばかりは、お腹パンパンの寸前で諦めました(^^;)

 

 

かなりお腹が膨れたんですが、食べている途中で担当の方が『最後に冷たいお茶漬けとデザートがありますよ』って。 ですので、骨酒の岩魚を食べ尽くすのを諦めたしだいです。

 

このデザートのサッパリ感が嬉しかった・・・

 

部屋に戻って大はしゃぎの娘がでんぐり返しをして・・・

もちろん、正直にフロントに伝えましたが、何のおとがめもなし! むしろ『お伝えいただいてありがとうございます』と言われました。

 

館内の様子と驚きの事実が!皇太子時代に泊まられた天皇陛下のお写真がありました

気品あふれるような売店です。焼き物の値段にビックリしますよ。

 

夕飯会場のすぐ近くにあります。もちろん本物の剥製です。

でも・・・子熊の目が悲しそうで切なかったです。

 

怒っているのかもしれません。

 

なんと、黒田清子さまが訪れていた!!

 

これには度肝を抜かれました。 あんな山深いところに皇太子殿下が訪れていました。 昭和55年ですから浩宮さまの時代ですね。

殿下は何の目的でホテル八鵬を訪れたのか?そこのところは全くわかりません。 でも、殿下は山登りがお好きだと記憶にあります。 奈良県の山に登られたことも覚えています。 ですから、ひょっとして白山に登ったのかなぁなんて、勝手に考えてしまいました。

 

朝は、まずは温泉から始めるのが常識です!

 

5時半に入りましたが、貸し切り状態でした。温泉って本当に癒されますよね。 大浴場で一人だけですよ。そりゃ、極楽♪

 

8時からの朝食です。早めがご希望なら7時半から食べられます。 でも、早い時間帯はもういっぱいでした。 お腹が空いて空いて・・・いつも6時半くらいに食べますから。

 

湯豆腐かなって思ったのはサーモンの蒸し焼きでした。これって、初めてかも^^

少ないように思うかもしれません。ところがどっこい、かなりの食べ応えがあります。 全部、ご飯がすすむ君ですから。

甘露煮がなんと、岩魚の稚魚でした。初めてです。 こんなにちいさな岩魚を捕ってもいいの?って聞いたら『養殖だから大丈夫』って答えでした。 噛みごたえと味は十二分でした。

結局、娘と妻が残したおかずをたいらげるために、ご飯を3杯半も食べてしまいました。 ご飯のお代わりはセルフだったのですが、さすがに最後は恥ずかしかったです(^^;)

 

私が泊まったときは、大人一人12,500円でした。 あれだけ食べられて、良いお湯に入って!子ども料金は8,700円です! かなりリーズナブルだなって思いました。

山懐に抱かれて、のんびりしたいと思ったら利用してみてください。

 

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