昼休みに仕事する人って迷惑だし何かのアピールじゃなければ休んでね!
会社での昼休み、どのように過ごしていますか? 接客業を除き、大抵の会社では、全員が昼休みを同じ時間に取ります。 そして昼休みの時間は、「12時から13時」という時間設定をしているところが多いようです。 昼食を取ったり、昼寝をしたり、昼休みは、人により様々な過ごしかたがあります。
そんな中、どういうわけか、「昼休みに仕事をする人」もいます。 全員が休憩をする中、一人で黙々と食事もせずに仕事を続けているのは何故なのでしょう。 この「昼休みも仕事する人」は、周囲に嫌がられることがあります。ただし、それは状況次第です。 そこで実際に私の周囲にいた「昼休みも仕事する人」のケースを2つ、紹介してみます。
昼休みに仕事することで少しでも早く帰りたい人【ケース1】
事務の仕事をしていたときのことです。 そこは、年中とても忙しい会社で、繁忙期になると、深夜まで働くこともありました。 帰宅が2時3時となると、疲れて何も考えられなくなったものです。
そこでは、お昼休みに、社員食堂で食事をしたあと仕事に戻る人が複数いました。 「少しでも早く帰りたいから昼休みも働く」 というのが、昼休みも仕事をする人たちの意見でした。 昼休みは電話が掛かってくることも少ないため、作業がはかどるのは事実でした。 ただ、自分の意思で休憩を返上して働いているため、そのぶんは無給となります。
私は「休憩時間は休むべき」と考えているため、昼休みは働かずに残業をしました。 もちろん、1日だけで見れば大きな金額ではありません。 しかし、1ヶ月、1年と考えると決して小さい金額ともいえないからです。 どうしても、昼休みに仕事をするのはもったいないと感じてしまいます。
この会社では、昼休みに仕事をすることについては黙認されている状態でした。 私が在籍していたあいだは問題にもなりませんでした。 そして忙しすぎることもあり、昼休みに働く人が嫌がられることはありませんでした。
これは人手不足が原因であるため会社に問題があるケースです。 会社のほうで改善を考えるのが正解だったと思っています。 ただ、このように本当に忙しい会社の場合、 「昼休みを削ってでも早く帰りたい人」 が発生するのは、やむをえないことだと感じました。
昼休みに仕事をして、頑張りをアピールする人【ケース2】
忙しすぎる会社を辞めたあと、私は、大手のIT企業に就職しました。 そこでの仕事は、契約社員でのオペレーターです。 波はあるものの、仕事量は毎日だいたい同じで、一人あたりの作業量は少なめでした。 残業がなくなり、肉体的にも精神的にも楽になり、嬉しかったものです。
ところが、そんな会社にも、1人だけ、昼休みに仕事を続ける男性がいたのです。 私より1ヶ月先に入社した彼は、昼食も取らずに1日中働いており、次第に話題となりました。 周囲から出たのは、以下のような意見です。
そのチームでは、「昼休みも仕事する人」について好意的な意見は出ませんでした。 特に何も思わないという人以外は、否定的な意見が多かったのです。
その人だけ仕事が多かったわけではありません。 また、その人の仕事が遅かったわけでもありません。 そのため周囲には「必要性が分からない」と感じられていたようです。 私は「働いている人がいると休憩をしにくい」と感じていました。 また、彼だけ負担が大きく見えるのも非常に気になったのです。
やがて、チームリーダーから「昼休みは休憩してください」と周知されました。 ところが、数日後には、また彼は昼休みに仕事をするようになったのです。 この件について、彼が、 「上司から早く認められて正社員になりたい。上司にアピールしたい」 と話していたと聞きました。 上司へのアピールで、昼休みも働き続けていたようです。
しかし、結局彼の願いは、叶いませんでした。 ある日突然、その会社から、彼が退職してしまったからです。 お昼も休まず働いて疲れたのか、昼休みの件で孤立したのか、私には分かりません。 特に親しい同僚もいなかったため、確認しようがなく、真相は不明です。 ただ「昼休みも仕事する」という行為が、周囲に不評だったことだけは、間違いありません。
まとめ
忙しければ「昼休みに仕事をする人」も理解される場合があります。 しかし必要性がない仕事だと判断されると、周囲に不評となることもあります。 そのため、昼休みに仕事をしたい場合、必要性をしっかり考えたほうが良さそうです。
休憩には、集中力や生産性をあげる効果が期待できます。 疲れてしまうと作業効率が落ちてミスをする可能性が出てしまいます。 そしてミスが発生すると、余計な作業を生んでしまうこともあります。
特に必要性がない場合は、昼休みはきちんと休憩することをおすすめします。
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