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高齢者のレクリエーションネタに困ったら料理で盛り上がるのはどう?

高齢者施設で、職員と高齢者の方と一緒にするレクリエーション♪ 毎日することなので、何をしようかと職員の方達は頭を悩ますことが多いと思われます。

レクリエーションは、クイズをしたり、折り紙をしたり、歌を歌ったりと色々ありますが、 その中でも、料理レクリエーションはかなりおススメの分野です。

 

先ほど言ったクイズや歌と比べると、準備が大変なイメージが先行します。

しかし料理は、高齢者の方にとって、 とても有意義な時間を過ごすことが出来るレクリエーションと言えます。

 

ぜひ、取り入れてほしいと思うのです。 施設にとどまらず、自治会のレクリエーションにも 取り入れることは可能です。 もちろん、準備にはそれ相応の大変さが伴いますが。

 

それでは、料理レクリエーションは高齢者の方にとって、 どのような良いこと、メリットがあるのでしょうか?

料理レクリエーションの実際の内容もまとめてみました。

高齢者の料理レクリエーションの良いところとは

なかなか準備の大変な料理レクリエーション。 高齢者の方にとってどんな良いことがあるのでしょうか。

生きがいを感じる

クイズや折り紙や歌とも共通して言えることですが、 レクリエーションというのは得意なことであったり、 過去にしたことを生かすことができる時間です。

 

料理は特に、おそらく一度はキッチンに立って何かを作ったことがあるという方ばかりだと思います。 主婦であれば、毎日嫌になるほど作っていたという方もたくさんおられます。

施設に入居したり、子どもと同居等したことにより、 全く料理をしなくなったという方達にとっての料理レクリエーションは、 経験を生かせる事であり久しぶりの料理に心躍るものです。

 

その結果、自信もつきますし、楽しい時間を過ごせ、生きる喜びにもつながっていきます。

食欲増進

高齢者になると、食が細くなり、昔はよく食べたという方でも小食になってしまう傾向があります。

もし、久しぶりに自分で作ったものだとしたらどうでしょうか。 いつもよりたくさん食べてくれるかもしれません。

 

また、噛む力や飲みこむ力が衰えたことにより、 刻み食を食べているという方もおられます。 それが原因で食欲がないということも多いのです。

ところが、自分で作ったものだとしたら、 例え、後から刻んだとしても、いつもより食べたくなるかもしれません。

 

食事をしっかり食べられたら、健康増進につながりますよね。

リハビリ

もちろん、レクリエーションというのは、 楽しみをもってもらうのも大事なことですがリハビリという目的もあります。

頭や手先を使うことで、認知症の予防やその進行を抑えることが出来ます。 また、料理は自分の役割というのが明確になるので、意欲的になるかもしれません。

他者との交流

クイズや折り紙や歌というのは、自分一人でするということが多く、 あまり会話をする機会というのはありません。

しかし、料理なら会話をすることもあるかもしれません。 仲間意識ができたり、孤独を感じることもなく他の人と触れ合える時間がもてます

料理レクリエーション6選

それでは、どんな料理レクリエーションがあるのでしょうか。

かき氷

これは夏場限定ですね。

かき氷は、作るというほどのものではありません。 しかし、今ではスイッチ一つでかき氷を作ることも出来るので、 なかなか料理をするということが難しい高齢者の方でも一緒に楽しめるという利点があります。

目の前で氷が削られていくので、それを見るだけでも楽しめると思います。

 

シロップを選んでかけることが出来ればいいですね。 ただ、ある程度量を決めておくことが必要です。 お腹を壊さないようにしましょう。

お好み焼

簡単でかつ、作った気にもなれるというお得な料理かもしれません。

キャベツを切って、粉と混ぜて焼くだけですから分担もしやすいです。 食中毒の観点から、お肉は切ってあらかじめ用意しておくことをおススメします。

タコ焼き

こちらも、お好み焼き同様、分担しやすい料理です。 丸くひっくり返すところは、リハビリにもピッタリです。

タコを予め小さく刻んでおけば、刻み食の方でも食べやすいですよ。 タコではなく、ウインナー等、噛みやすい食材に変えてみてもいいですね。

 

私は、普段から家で、タコだけではなく、 ウインナー、チーズ、コーン、キムチ等を入れて楽しんでいます。

取り扱いのしやすい食材を使ってみるのもいいですね。 でも、昔からあるタコは省かない方が、高齢者の方達は喜ぶはずです。

クレープ

こちらも、混ぜて焼くだけです。

楽しみなのは、トッピングですよね。 生クリームやフルーツやチョコやフルーツソース等を準備しておきましょう。

 

皆で焼いた後は、好きに乗せてオリジナルのクレープが食べられます。 刻み食の方には、予め刻んだものをトッピングしてもらいましょう。

クレープだけではなく、ホットケーキやパンケーキでも出来そうですね。

豚汁

これまでは、あまり味付けをすることがなかったのですが、 過去に料理をしてきた人には少しレベルを上げて味付けをしてもらいましょう。

 

まずは出汁をとって、味噌を入れるだけ。 これなら失敗も少なくて済みますよ。

具がたくさんあるので、切りにくい食材は切っておいてあげましょう。

夕飯(昼食)作り

ある程度自立されていて、料理の意欲のある人を集めて、 その人達だけの食事を作るというのもいいですよ。

メインの料理は、焼き魚等オーブンで出来るようなものにして、 後はお味噌汁、お浸し、白和えのようにすると、混ぜることが多いので火も最小限に済みます。

 

ある程度の候補を作っておいて、その中からグループで相談して決めてもらうというのも楽しいですね。

さいごに

施設に入居されている方や、デイサービスに通われている方達は、それぞれ体が不自由な方もいます。

出来ることはしてもらって、難しいことはサポートしてあげましょうね。

 

料理は過去にしたことがあるという方がほとんどです。 無理のない程度に、その人によっては、お任せでしてもらってもいいかもしれませんね。

安全を一番に考えて、だんどりを組みましょう。 その人にあった料理レクリエーションが出来たらいいですね。

 

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