太らないチョコじゃなくて太りにくいチョコ!ライザップ流でも食べられるチョコ☆ドクターズチョコレートの落とし穴!
糖質制限を行っている方の中には、もともと甘いものに目がない方も大勢いらっしゃると思います。
チョコレートの魅惑的な誘いを断ち切るのは、とても辛いですよね。 例えば、バレンタインで周りが夢中になっているときとか・・
そんな方のためか、調剤薬局でしか手に入らないというチョコレートが話題になっているようです。
『血糖値が気になる方や食事制限されている方に』、というキャッチフレーズですが実はとんでもない落とし穴が潜んでいるのです。
『ドクターズチョコレート』は、最高級のベルギーチョコレートを100%使用し、当社独自の製法で日本人の嗜好にあわせた食感と風味に仕上げたプレミアムチョコレートです。 さらにおいしさに加え、砂糖不使用ながら低カロリー甘味料「マルチトール」を用いることで、 香り高く深い味わいの低GIチョコレートを実現しました。 『ドクターズチョコレート』は、糖尿病ならび予備軍の方のおやつとして、多くの管理栄養士や薬剤師の方からも推奨され、約4000の調剤薬局と約700の病院およびクリニックにて、取り扱われています。 引用 ドクターズチョコレートの公式サイト
ちなみに、GI値とは、グリセミック・インデックスの略で、食後の血糖値の上昇度を示すものです。 GI値が低いと血糖値が上昇しにくいため糖がおだやかに取り入れられ脂肪がつきにくいとされています。
商品パッケージには糖類0gとあります。でも、糖質はゼロではありません。 「糖類0g=血糖値が上がらない」ではありません。 「血糖値に影響する糖質=血糖値が上がる」なのです。
血糖値が上がるとインスリンが分泌されます。過剰にインスリンが分泌されると、エネルギーに変換されなかったものは脂肪として細胞に蓄えられます。つまり、高血糖状態が続くと肥満や糖尿病の原因となるのです。
さて、問題点を指摘する前に糖質と糖類が違うってご存知でしたか? ちょっとややこしいですが、説明してみます。
ドクターズチョコレートは『マルチトール』という低カロリー甘味料を使用している、と上記の公式サイトに載っていました。
『マルチトール』は、糖アルコールに属します。
この『マルチトール』に関して、糖質制限と糖尿病研究の権威ドクター江部の興味深い指摘があります。
マルチトールは、糖アルコールに属する甘味料です。 糖アルコールには、キシリトール、ソルビトール、エリスリトール、マルチトール、ラクチトールなどがあります。 キシリトールは野菜や果物などに、ソルビトールはプルーン、ナシ、リンゴなどに、エリスリトールは果実、花の蜜などにそれぞれ含まれています。 マルチトール、ラクチトールはそれぞれ麦芽糖、乳糖を原料としています。これら市販の糖アルコールは、天然素材を原料として作られており、分類としては合成甘味料には属しません。 国連の食糧農業機関(FAO)及び世界保健機関(WHO)はJECFA(Joint Expert Committee on Food Additives)を設けて甘味料など添加物の安全性評価を公表していますが、これらの糖アルコールは、極めて安全性が高いとされています。 しかし、これら糖アルコールの中で、血糖値を上昇させないのは、唯一エリスリトールだけです。 エリスリトールは、ラカントSやパルスイートの主成分ですね。 エリスリトール以外の糖アルコールは、マルチトールを含めてすべて血糖値を砂糖の1/2~1/3くらい上昇させますが、吸収が違うので個人差が結構ありますね。正常人でも糖尿人ほどではないにしても血糖値は上昇します。 例えば、マービーは<厚生労働省許可特別用途食品>ですが、還元麦芽糖(マルチトール)が主成分なので、砂糖の1/2~1/3くらいは血糖値を上昇させることは知っておきましょう。 引用 ドクター江部の糖尿病徒然日記
つまり、血糖値を上げない甘味料は『エリスリトール』だけということになります。 血糖値を上げる砂糖は不使用で、血糖値を一切上げない『エリスリトール』を使用しているチョコは、今のところ、これしか見当たりません。
『グランポワール』という名前のチョコです!
カカオと乳由来のみの糖質は含まれています。 しかし、『グランポワール』は血糖値に影響を与える糖質を使用していません。
糖質量ですが、ダークは1粒あたり0.2g、ミルクとホワイトはそれぞれ1粒あたり0.6gです。 ダークは、砂糖使用やマルチトール使用チョコの約10分の1の量、ミルク・ホワイトは、約4分の1の量です。
つまり、ダークは約10粒食べて砂糖使用やマルチトール使用チョコの1粒分、ミルク・ホワイトは約4粒食べて上記チョコの1粒分になります。
「糖質制限」は炭水化物を控えることなので、慣れるまではとてもストレスになります。 そのストレスの中、至福のひと時をご提供できる、癒しのチョコなのです。
でも、かなり安心なチョコだからといって、大量に食べ過ぎるとその分の糖質量は比例して摂っていることになりますので注意が必要ですよ!