スズメバチ駆除は自力でできるかもしれないが市役所に相談が確実です!
自宅の近くでスズメバチを見かけたら、 いったいどこにスズメバチの巣があるのだろう・・、 と心配になりませんか?
特に小さなお子さんや年配の方はスズメバチから素早く逃げることができず、 刺されてしまう可能性があるかも知れません。
残念なことに毎年のようにテレビで、スズメバチに襲撃されて亡くなる方のニュースが流れます。足の不自由な方で大量のスズメバチに襲撃され逃げることができなかった方のニュースを聞いたときは、その無念さと無残さに身震いしました。
また、たとえ1匹であってもスズメバチに刺されたことによりアナフィラキシーショックを起こして、とても危険な状態になる人が年間30名程いると言われています。
そんな危険なスズメバチについて知っておきたい習性や緊急時の駆除方法をご紹介したいと思います。
スズメバチの習性とその危険性を知らないと本当に危険です
実はあまり知られていませんが、スズメバチの中で敵を刺すのは働きバチであるメスのスズメバチだけなんだそうです。 なお、スズメバチでもオスには針も毒もありません。
スズメバチの猛毒はメスの「産卵管」が変化したものだと言われていて、 とくに繁殖期を迎える8~10月頃、ハチの群れの集まりであるコロニーを守るために、 働きバチが猛毒をもった毒針で外敵を攻撃します。
この繁殖時期はコロニー全体が緊張状態にあり、 敵が近づくと威嚇行動をしたり襲撃される恐れがあります。
しかし、猛毒といってもスズメバチの大きさからして、 通常、ヒトが刺されても殺傷能力があるほどではありません。
強力な溶血作用があり、赤く腫れたり発熱することはありますが、 数ヶ所刺された程度では、健康な成人であれば死に至ることはありません。
でも、冒頭でお伝えした方のように数十ヶ所も刺された場合は、体内に入る毒の量も増えとても危険です。 そして、スズメバチに刺されるのが2度目の場合も注意が必要だと言えます。
このアレルギー反応の中で、とくに酷い呼吸困難や急激な血圧低下など、 重篤なものをアナフィラキシーショックと言います。
アナフィラキシーショックは症状が現れるまでの時間が短ければ短いほど症状が重症になる可能性が高いと言われています。 スズメバチによる被害の多くは山間部で起こっています。
しかし都心や民家の周りでも稀に被害の報告があります。 もしスズメバチを見かけたらむやみに近寄らず、飛行しているコースを観察してゆっくりと後退しましょう。
万が一スズメバチに刺された場合は、可能であれば毒液を絞り出し水で素早く洗い流しましょう。その後できるだけ早く近くの皮膚科または小児科で受診してください。
もしも一人で駆除するのなら!準備と注意点とは‼
もし自宅の軒先やベランダにスズメバチの巣を発見したらどのように駆除すればいいでしょうか?
大きさにもよりますが、まだ完成していない小さなものだった場合は市販の薬剤で駆除することができます。
まずスズメバチに効果の期待できるスプレーです。
25cm未満のスズメバチの巣に強力噴射で対応できます。 グリップを起こして3~4mの距離から狙いを定めて噴射できます。 ※我が家ではこのスプレーを常備しています。本当に遠くからでもよく飛びます。触れ込みでは、無風状態で10メートル届きます。
1本で直径15cmの巣を処理することができます。 さらに大きくなる場合は本数を増やして対応可能です。
2,3m離れた位置から強力な大量噴射でスズメバチを駆除できます。
【市販の噴射薬でスズメバチを駆除する際の注意】
噴射型の薬剤を使用する時には全身を覆う防護服、手袋、メガネ、帽子を必ず着用してください。 日没後スズメバチが巣に戻って後、数メートル離れた位置から噴射してください。
なお、直径25cmを超える大きな巣の場合は大変危険ですので専門の駆除業者に相談することをお勧めいたします。 危険性の判断は主観で十分です。他人から見たら小さな巣でも、あなたが危険だと判断したら迷わず業者に電話した方が無難です。
まとめ
スズメバチ駆除用の噴射スプレーは室内やペットがいる場所では使用が禁止されています。 それだけ強力なのでスズメバチへの効果は期待できます。
でも、巣の周囲で威嚇行動を起こしている攻撃的なスズメバチなど、 少しでも危険を感じたら、ただちに駆除を中止して、安全な家の中に避難してください。 スズメバチの猛毒は最悪の場合死に至ることがあります。
市町村によっては無料で専門の業者が駆除してくれる場合もあるそうです。 駆除について少しでも不安に感じたら、まずはお住まいの地域の役所に問い合わせることが確実ですよ。
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