Ilovecats blog

疑問に思ったことは掘り下げてみたいよね!

クラブのイントネーションや発音で正しいアクセントってどっちなの?

沢尻エリカが違法薬物で逮捕されましたね。 それについてはどうでもいいんです。人生捨てることを選択したんですから!

気になるのは、逮捕前日にクラブに行って騒いでいた報道なんです。 クラブで何をしていたかに関心があるわけではありません。 『クラブ』と読むとき、言葉を発するときのイントネーション、発音もしくはアクセントって言われる部分です。

 

報道番組の司会者やバラエティーのMCのクラブの発音がまちまちなんです。 とっても耳障りに思えます。

特に、まともなアナウンサーでも、何十秒か話す中で2種類のイントネーションになっていることがあります。 「お前、どっちやねん!?」と突っ込みたくなります。

 

クラブのイントネーションや発音が2種類あるけど正しいのはどっちなのか?

それでは、まずネイチャーによるクラブの発音を聞いてイントネーションを確かめます。

何て言うことはありません。 今まで聞いてきた「クラブ」だと思います。

クラブのアクセントにはこの2種類が混在している!

クラブの「ク」を高くして下がっていく従来の言い方を頭高(あたまだか)型といいます。 昔っから、この言い方に慣れている人が大半だと思います。

ところが…

気になる耳障りなクラブのイントネーションは、抑揚がなく平らに発音しているんです。 これを平板型と言います。 平板型といっても、最初の音は少し低いようです。

 

この平板型を多用しているのは、ほとんどの芸能人、バラエティーのMCですよね。 とてもチャラチャラした落ち着きのないイントネーションに聞こえてしまいます。 長年、慣れ親しんだクラブの発音は、いわゆる頭高型ですのでよけいに違和感があります。

平板式のクラブはお店の性格による新しい区分!?

スポーツチーム名に「○○クラブ」が付く場合は語尾を下げますよね。 つまり頭高型で発音します。

銀座や北新地とかホステスがきれいな高級なお店の「クラブ」も頭高型のはずです。

 

しかし、若者が踊ったりする「クラブ」は、平板型が一般的なんです。 この、クラブの発音による区別は、今や認知度が高いものと思われます。

クラブのイントネーションや発音についてどっちが正しいという結論はない!

つまり、クラブの正式な発音がただ一つあるのでなく、イントネーションの違いで意味が変わってくると理解できます。 ただ、この現象も、最近の風潮を反映しているにすぎません。

 

あと何年か経ったら、逆転しているかもしれませんし、以前の頭高型に統一されているかもしれません。

クラブの発音に限らず、日本語のアクセントには平板型が多い。

日本語のアクセントというのは、もともと平板型が非常に多いんです。

アクセントと言えば、MCではない正規のアナウンサーにとっては、話を伝える生命線のようなものです。 そのために必須とされているのが、日本語発音アクセント辞典です。 全国の放送や教育の現場で使う共通語の基準を示すとされるものです。

 

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このアクセント辞典には7万語ぐらい収録されています。 このアクセント辞典の40%から50%は平板型のアクセントです。 平板型と言うのは実に日本語らしいアクセントなんです。

 

一方、外来語が日本に入ってくるときは、平板型ではまず入ってこないというのは容易に分かると思います。 つまり、外来語らしく頭高型や中高型で入ってきますよね。 外来語には抑揚があるのが当然ですから。

 

もともとの日本に入ってきた時点でのイントネーションが頭高型だったのに、それが平板化してしまうと… 小さい頃から頭高型に慣れ親しんでいた人らにとっては、その外来語の平板化に対して、非常な違和感を覚えてしまうわけです。 元は、外来語なんだから外来語らしく頭高型でいいじゃないか!って感じて、平板化した言葉が耳障りになるんです。

クラブの発音は昔からの頭高型がいいのか、それとも平板型であるべきか?

前述したように、どちらが正しいというものではありません。

時代の背景もありますし、どちらも日本語の使い方としては間違いではありません。 つまり、ある程度、一般の人がその発音の仕方が自然だと思っているのであれば、それは採用されるべきという答えにならざるを得ません。

 

でも、昭和の時代の人にとっては、クラブの平板型のイントネーションは、やっぱり違和感のある耳障りな代物です!

 

クラブの発音は、個人的には耳障りです。 それにもまして、最近本当に気になる耳障りな発言もあります。 あの『桜を見る会』についての安倍総理大臣の歯切れの悪いたどたどしい物言いです。 ⇒税金使って後援者をもてなしても、のらりくらりで逃げる安倍晋三はどうなんだろ?

さいごに

クラブに限らず、『ドラマ』の発音にも同様なことが言えます。

特に、ドラマに関して芸能人が平板型を多用しますが、鼻についてどうしようもありません。 「お前らだって小さいときは頭高型でドラマを発音していただろ!」と言いたくなります。 芸能人がドラマを平板型で発音していると、テレビの中の特権階級というプチ優越感が見え隠れして気分のいいものではないのですが…

 

では、そもそも誰が正しいアクセントを決めていくのでしょうか? 結論としては、それは自分で決めるんだってことになると思います。

 

要するに、言葉は生きていて常に流動しているので、何が主流かということだけなんです。 しかし、過度に流行に流されず、場の状況などを見据えて正確に使いたいと常々思っています。