デビルはなぜルドルフとブッチーを助けたのか?デビルの気持ちは?
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映画ノベライズ版にはない原作だけのお話です。デビルのだまし討ちのあと、なんとルドルフとブッチーはデビルに助けられます。
ルドルフとブッチーは、イッパイアッテナのかたき討ちをします。つまり、ルドルフとブッチーがデビルをやっつけるんです。ということは、普通に考えるとデビルはルドルフとブッチーを恨みに思っているはずです。
でも、デビルはルドルフとブッチーを助けた!! ルドルフにはイマイチそれがなぜかがわかりません。
デビルは『いろいろ考えるところがあったんだろ』!!
なぜデビルは、ぼく(ルドルフ)とブッチーを助けたんだろう? ルドルフはイッパイアッテナに聞いてみます。
「そりゃ、デビルだって、いろいろ考えるところがあったんだろ。」 「いろいろって?」 「いろいろっていうのは、いろいろだよ。」
こんな答え方したことありませんか?答えになっていない答えですね。
「答えになってなくたって、そうとしか答えようがねえもんは、しようがねえじゃねえか。デビルの気持ちはデビルじゃなくちゃ、わからない。」
イッパイアッテナの答えにも一理あります。それ以上、イッパイアッテナが答えてくれないのを知っているルドルフは、ブッチーに同じことを聞いてみます。
「あいつの性格からして、ぼくたちをうらんでいるにきまってるんだ。それなのに、どうしてぼくたちを助けたんだろう。」「さあなあ。デビルもいろいろ考えるところがあったんだろ。」 ぼくは、ブッチーの返事がイッパイアッテナのと同じなのにおどろいた。
埒があかないので、ルドルフはデビルに直接聞きに行きました!
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イッパイアッテナもブッチーも、デビルにはいろいろ考えるところがある、ってことしか言いません。業を煮やしたルドルフはデビルと直談判・・いいえ、直接に理由を聞きに行きました。
「なんだ。こんどは黒ねこか。」 と、つぶやくと、あごをまたもとの場所にもどした。こんどはってことは、まえにもだれかきたんだろうか。
そうなんです。実はルドルフがいちばん最後にデビルのところにきたんです。なんと、イッパイアッテナは前夜に、ブッチーはついさっき来ていたんです。
「あいつ、ブッチーっていうんだっけな。そう、そのブッチーがさっききた。ほんとに、ねこっていうのはしつこいんだからな。きのうは夜おそくに、おまえの兄貴分がきたし。」
さすが、イッパイアッテナですね。仁義を重んじるボス猫ですから。
ルドルフがデビルに会いに行ったことがきっかけで、みんなが仲良しになった!
[caption id="attachment_227" align="alignnone" width="300"] 出典:ルドルフとイッパイアッテナ公式サイト[/caption]
イッパイアッテナは仁義をとおすためにデビルに礼を言いに行き、ブッチーは純粋に助けてもらった恩義からお礼を言いに行きました。ルドルフはその天真爛漫さから、デビルの心を開いたと思われます。デビルと語り合いますから。
ルドルフとデビルの語り合いはこちらに詳しいです。 [ad#rudo]