アボカドは種まで使える!葉酸も豊富で、様々な効能が証明されている☆ダイエット食材としてもナンバーワン!
アボカドとアボガド!どっち?
悩んだときは、英語表記を参考にするとすぐに解決します。英語では『avocado』となります。やはり、アボカドですね。
少し前までは、『アボガド』が通用していたと思います。これはスペイン語の『abogado』から来ていたようです。しかし、今のスペインで『abogado』の意味は、弁護士さんです。種々の変遷から誤用されていたらしいです。
個人的にも、ちょっと前まで『アボガド』と言っていました。恥ずかしくありません。これから直します(^^)
なお、最近知ったのですが、昭和40年代までは、果実の表皮が動物のワニの肌に似ていることに由来する英語での別称 alligator pear を直訳して「ワニナシ(鰐梨)」とも呼ばれていたそうです。そんな頃にアボカド食べたことありませんが。
アボカドの栄養価に着目した名称!
アボカドは世界一栄養価の高い果物として、ギネスブックに認定されています。その上ダイエットにも効果的で、「食べる美容液」とも言われています。
栄養価の高いアボカドは「森のバター」や「バターフルーツ」と言われていることは、今ではほとんどの方がご存知だと思います。
なお、古代アステカ時代の記録にも、アボカドが貴重な栄養源だったことが分かってきています。アステカ族の言葉で「生命の源」「生命の泉」「生命の果物」を意味する「アファカト」と呼ばれていたことで、その栄養価の高さを知ることができます。
アボカドには現代人に嬉しいこんな効能があります
血液サラサラ
アボカドはノンコレステロールの不乾和脂肪酸なので、皮下脂肪にはならず、血液中の悪玉コレステロール値を下げます。又、ベータシトステロールという脂質も、含まれ、コレステロールの吸収そのものを抑える効果が確認されています。
体脂肪率を落とせる
脂肪を分解するビタミンB2が豊富なうえ、血液サラサラ効果、整腸作用、ベータシトステロールの総合作用により、無理なく体脂肪を落とせる理想のダイエット食品です。
優れた整腸作用
アボカド1個でごぼう1本分に相当する食物繊維を摂ることができます。腸の働きを整え、ダイエット美容効果も得られます。
お肌ツルツル
アボカドにはリノール酸、α-リノレン酸が含まれ、アボカド半分で1日の所要量を充分摂取でき、お肌を乾燥から守ってくれます。さらに、セラミドを作り、お肌をツルツルにします。
また、皮膚の健康を維持するビタミンB2、ビタミンB3(ナイアシン)も豊富に含まれています。
肝臓を守るグルタチオン
アボカドには、特に肝臓で働く抗酸化物質のグルタチオンが豊富に含まれ、飲酒・喫煙などによるアルコールやニコチン等の有害物質の解毒作用を促進します。 さらに、肝臓を傷つける活性酸素を除去し、肝機能の低下を防止します。
がん予防効果
抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれ、がん予防の働きをします。
アボカドには、抗がん作用の強いファイトケミカルと呼ばれるルチンやカロチノイドが非常に多く含まれています。
動脈硬化・高血圧予防
動脈硬化症を予防するオレイン酸を多く含みます。アボカドに豊富に含まれる葉酸は、ホモシステイン(動脈硬化の原因のひとつ)の増加を抑える働きが確認されています。
また、アボカドに豊富に含まれるカリウムは体内から余分なナトリウムを排出するので、高血圧防止にも役立ちます。
細胞を育てて守る
葉酸は細胞を作るためにかかせないものです。また、細胞増殖を促すDNA合成にも必要です。特に妊娠初期の女性には大変重要とされ、女性のビタミンと呼ばれています。 アボカド1個で、葉酸の成人1日必要摂取量200μg(但し、妊婦は400μg)をほとんど摂取できます。
アボカドを食べて健やかな毎日を
現代人に嬉しい様々な効能が実証され、ギネスブックにも世界一栄養価の高い果物として登録されているアボカド!
これを摂らない手はありませんね。回転ずしに行った時にもアボカドに注目しましょう。大抵のところには『エビアボカド』が回ってきます(^^)
アボカドのカロリーを心配される人がいるかもしれません。でも、アボカドに含まれる糖質はかなり少ないんです。1日1個くらいなら全く問題ありません。
さてアボカドですが、ご指摘の通り実はOK食品です。100gあたり糖質が0.9gしか含まれていないのですから、果物のなかで唯一の 糖質制限食ピッタリの食品です。 タマネギが100gあたり7.2gの糖質、トマトが100gあたり3.7gの糖質ですからはるかに好ましい食材です。現在進行形でアボカドをおいしくいただけるレシピを野先生に考えてもらっています。えりさんもレシピを考案してどんどんアボカド食べてください。 ドクター江部の糖尿病徒然日記からの引用