共働きの家事分担の不満度は高いから家事分担表で公平にしてみない?
ここ何年か、 共働き夫婦の割合が どんどん増加しています。
しかし日本では、『家事や育児は妻がやるべき』 という風習がいまだに根強く残っているのも現状です。
家事分担の不満度や家事分担の割合は?
よく聞く不満として、「夫が家事をしてくれない。」 という話が話題にのぼりますね。
それに対しては、「いやいやそんなことはない。 やっている!」 と反論するご主人もいるかもしれません。
そこで、共働きのご主人が、いったい何分程度 家事をしているのか、総務省の「社会生活基本調査」 という資料をもとにご紹介します。 ここには末っ子の年齢別に 夫と妻の家事時間が掲載されています。
※この表の56番からザクッと割り出しています。 かなり複雑ですので見ない方がいいかもです。
- 0歳まで 夫 90分 妻 530分 ※夫の分担率 5%
かなり割合が低いと思いますが・・・
末っ子が、どの年齢層でも夫の分担率は低過ぎかなぁ!
- 5歳まで 夫 30分 妻 270分 ※夫の分担率 10%
- 11歳まで 夫 15分 妻 240分 ※夫の分担率 6%
どうでしょうか?
各ご家庭で 実際の時間は異なってくるとは思いますが 一般的には、やはり夫婦間での家事負担は 妻の方が格段に大きいようです。
ここで、夫婦ともにフルタイムで勤務している ご家庭を対象にとったアンケートを紹介してみましょう。
理想の家事分担割合を聞いてみると 「夫50% 妻50%」と回答する家庭が最多です。
性別、年齢を問わず理想的な家事は 夫婦間で平等に分担するべきである と考えられているそうです。 ところが、実際の家事分担については 4分の1のご家庭が「夫10% 妻90%」 と回答しました。
このあたりの差が女性の家事分担の不満へと 繋がっているのだと思います。
そして、共働き世帯の妻の3分の1は『家事に不満がある!』、 60%の妻が『もっと夫に家事をしてほしい』と回答しています。
夫側からの意見としては
- あまり家事ができない
- 働くのが短時間だと生活できない
- 休日しか家事ができていないので、平日も早く帰れる時には 家事をしていきたい
- 家事の質が異なるため、内容が偏ってしまう
など、こちらにも言い分があるみたいです。
一方、世界における 夫の家事分担率はどうでしょうか?
「男女同権」を強くうたっているはずの日本にとっては かなり恥ずかしい結果になっています。 しかし、これは日本人男性の労働時間が 世界に比べ格段に長いのも 理由のひとつのようです・・・
離婚を防ぐ!家事分担表を作る
最近では夫にも積極的に家事に協力してもらうために 「家事分担表」を作る夫婦が増えているようです。
あらかじめ「家事分担表」を作ることで それぞれの家事に必要な時間が一目瞭然になります。
ではまず各家事が、それぞれ何分くらいかかるのか 書き出していきましょう。
- 料理(毎日) 30分
- 食器洗い(毎日) 10分
- お風呂掃除(毎日) 10分
- 洗濯物(週○回) 30分
- トイレ掃除(週○回) 10分
- キッチンの掃除(週○回) 5分
- 洗面所掃除(週○回) 5分
- リビングの掃除(週○回) 10分
- 各居室の掃除(週○回) 10分
- ゴミ出し(週○回) 5分
- 買い物(週○回) 1時間
これを表にして、 まずは1週間で実際に負担したものを書いていきます。
小さなお子さんがいるご家庭ではさらに項目が増えます。
料理が苦手なご主人、掃除が苦手な奥様がいる場合には 話し合いのもと、少しずつ練習してもらうのもいいですし、 得意な人が負担するのもいいでしょう。
たとえば「風呂掃除」や「ゴミ出し」などの力仕事をご主人が 負担するなどです。
きっちりと分担を決めることで、相手がやってくれた 家事についても把握することができますし、少しずつ 改良を加えていくことで各家庭で理想の「家事分担表」 ができあがっていくのではないでしょうか?
まとめ
日本の男性はまだまだ「妻が家事をやって当然」 と考えている方が多いのではないでしょうか?
でも、妻は夫や子供のために料理を作ったり洗濯をしたりと、 家事には365日休みがありません。
今回は不満解消の方法として「家事分担表」をご紹介しました。 これを参考に家事について話し合って いただけたらと思います。
そして協力して家事を分担できたら、まずはお互いに 「感謝の気持ち」を言葉に出して伝えることを おすすめします^^
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