デビルの本音は?悪役面のデビルは本当の性悪じゃなかった!イッパイアッテナとの仲直り!
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イッパイアッテナをだまし討ちにして、大けがを負わせたデビル! ルドルフとブッチーの連係プレーによって、痛い目にあいます。かたき討ちでめでたしめでたしとなっては、デビルは心底わるい奴となってしまいます。
いかにも悪役面のデビルですが、意外な本音がありました。
デビルはイッパイアッテナをひがんでいた!自由に憧れた飼い犬だったのです!
映画ノベライズ版によると・・・
「あいつがノラになってから、おれ、あいつにひでえこといったりして、でも、あいつのうちの肉があまりうまくなかったっていうのは、ほんとうなんだけど、だからって、そういうこといっていいわけじゃねえ。飼い主が夜にげ・・、いや、どこかにいっちゃったやつは、やっぱりたいへんだよな。」
デビルの家の隣に新しい家が建てられ始めたので、気になったルドルフがそれを見にいったとき、デビルがルドルフに反省ともつかないことを言ったのです。デビルの家の隣は、もとイッパイアッテナが飼い猫として住んでいたおうちです。デビルのイッパイアッテナへの本音とは・・
「けっきょく、おれはタイガーのことをひがんでいたんだよ。あいつは自由でいいなってな。おれは、ときどき、くさりつきで近所に散歩につれていってもらうだけで、ほとんどいつもこの庭だからな・・・。」
自由に憧れる飼い犬。世の中の飼い犬がこんなふうに思っているとしたら・・ちょっと気の毒です。思い直したデビルは、なんとかイッパイアッテナと仲直りしたいようです。
デビルは自分のえさいれをそっと前におしだした。 ローストビーフがふたきれ入っている。しかも、特大! 「朝飯ののこりだが、いつか、タイガーにわびを入れて、それで、なんていうか・・・。」 デビルが先をいいしぶったので、ルドルフがかわりにいった。 「ともだちになりたいとか?」 「ま、そういうことかも・・・。」
どうでしょうか?だまし討ちをしたときのデビルは許せませんが、なかなかどうして、デビルって実はいいやつじゃないかって思えませんか?
デビルのローストビーフ!イッパイアッテナは食べたのか?
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映画ノベライズ版によると・・
ルドルフはデビルにローストビーフをもらったことを話した。そして、 「いっしょに食べよ。」 とさそってみると、イッパイアッテナは、 「デビルのやつ・・・。」 とつぶやいた。
さて、イッパイアッテナはローストビーフをどうするのか!
もうひとおし。ルドルフが、 「じゃあ、食べようか。」 といってみると、イッパイアッテナはうなずいて、いった。 「ああ。食ったら、いくとこがあるぞ。」 ガブガブ、ブリブリ、ふたりでローストビーフを食べてしまうと、イッパイアッテナは、 「じゃ、いこうか。」 といって、外に出た。
原作には、イッパイアッテナがデビルのローストビーフを食べる記述はありません!
原作でも、ルドルフがデビルから、わびの代わりのローストビーフをもらうところは一緒です。でも、イッパイアッテナがそれを食べたかどうかまで書かれていません。実際に食べるシーンのある映画の方がわかりやすいし、安心ですね。
デビルの心情吐露は原作でも同様です。原作によりますと・・
「ようするに、おれはひがんでいたんだ。それで、毎日、自由に生きているタイガーに、いじわるをしたりしたんだ。あいつに飼い主がいなくなったのを、いいことにしてよ。」
デビルの本音は、映画ノベライズ版でも原作でも同じように書かれています。自由に憧れていたんですね。 [ad#rudo]