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映画『ルドルフとイッパイアッテナ』の結末は?ラストのネタバレ!!

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せっかく岐阜のリエちゃんのところにたどり着いたルドルフ!しかしそこには非情な現実が待ち構えていました。

リエちゃんに”さようなら”も言わずに黙って去ったルドルフ・・・

涙でにじんだ目に、いつか見たものが映りました。

まぼろしだろうか・・・。 ルドルフは近づいた。まぼろしではない。まぼろしなら、排気ガスのにおいはしない。 色も形も、それから、運転席から顔を出して、こちらを見ている運転手もおなじだ。 こんどもまた、ほろが少し開いている。 「よし!」 とひと声。 ルドルフは助走をつけて、トラックの荷台にとびのった・・・。

ルドルフは東京に帰ってきたんです!

[caption id="attachment_271" align="alignnone" width="766"]出典:ルドルフとイッパイアッテナ公式サイト 出典:ルドルフとイッパイアッテナ公式サイト[/caption]

 

ルドルフは、岐阜の魚屋からシシャモを取って追いかけられ、そのとき偶然に走りだしていた幌付きトラックに飛び込みます。しかし、魚屋の投げたモップの柄がルドルフの頭に当たり、そのまま気を失って東京まで来てしまいます。

なんと、その同じトラックで東京に帰ってくることができたのです。

映画ノベライズ版ではルドルフが岐阜へのヒッチハイクを始めたのが春のことです。東京に帰ってきたときはセミの声がしていたので、けっこうな時間寄り道をしていたことになります。リエちゃんの家には1時間もいませんでしたから。

ルドルフはあちこち寄り道したのか、気持ちの整理のためか、それとも見物したかっただけなのか、それはルドルフにしかわかりません。

ルドルフが岐阜に帰る前に、イッパイアッテナは単身アメリカに行くことを決心していました!

[ad#rudo] イッパイアッテナの飼い主は、アメリカに行ってしまいました。だからイッパイアッテナはノラ猫になってしまったんです。もっとも、その飼い主がイッパイアッテナに字を教え込んだおかげで、彼はたくましく生きていくことができたのですが。

イッパイアッテナは、ルドルフが岐阜へ帰るお別れパーティーのときにみんなの前で、貨物船に忍び込んでアメリカへ行く決意を話していました。飼い主に会いたい一心だったのです。もちろんルドルフはイッパイアッテナが日本にはいないと思っています。

ふと、頭上を飛行機が飛んだ時に叫びます。『イッパイアッテナ―!』 その声に反応したのが、ブッチーと恋人のミーシャです。

まだ信じられないというような顔をしているブッチーに、ルドルフはきいてみた。 「イッパイアッテナ・・、いないよね?」 すると、そのとき、うしろから声がした。 「それがいるんだな、ルド。」ふりむくと、狛犬の下にイッパイアッテナ!

やっぱり最後はこうならなきゃいけないと思います。実際みんなが再会できて嬉しいですね。ルドルフとイッパイアッテナに悲劇は似合いませんから。さて、みんなでデビルの家に行きながら・・

歩きながら、イッパイアッテナがいうには、ルドルフが東京を出発してまもなく、イッパイアッテナの飼い主、それは日野さんという人なのだけれど、その人が日本に帰ってきたのだ。デビルのうちのとなりの古いうちは、借りて住んでいたのだけれど、それを土地ごと日野さんが買いとって、新しい家をつくった。

なんでも日野さんはアメリカに行って、すき焼きレストランを始めたそうですがそれが大成功!東京にも店を出すために帰ってきたのです。よかったね、イッパイアッテナ! 美味い肉がたらふく食べられる。

ルドルフがイッパイアッテナと住むことになった!2匹は飼い猫に戻った!!

日野さんが言います。

「おかえり、タイガー。おっ。きょうは新しいおともだちもいっしょか?」 「おまえ、名まえは?なければ、つけてやろうか。カラスみたいに黒いから、クロウっていうのはどうだ?」 「そうか、そうか。気にいったか。そりゃあ、よかった。そういうことなら、きょうからおまえも、うちのネコってことで。ハハハ…。」

ルドルフもイッパイアッテナも、もう神社の床下で寝なくていいんですね。暖かいおうちと美味しい食べ物が待っています。

デビルが泳げるようになっていた・・・

[caption id="attachment_273" align="alignnone" width="300"]デビルではありませんm(__)m デビルではありませんm(__)m[/caption]

 

映画ノベライズ版では・・・

「お前のニュー・スキルを見せてやれよ」って、イッパイアッテナがデビルにけしかけます。デビルは妙にうれしそうな顔で、池の中に飛び込んだんです。

ルドルフがかけよると、なんと、デビルが立ち泳ぎをしている。 「イヌかきだって、できるぞ。」といって、デビル、池のむこうまで泳いでみせる。 「ハッハッハッハッ!つぎは、負けねえからなあ!おれをやろうと思ったら、おまえも新技でこいよ。」 だって。

ホッとしました。ほのぼのとエンディングです。

しかし、実際の映画のエンディングはこうなっていました。⇒映画を観た感想です

感想

映画はさすがに原作よりも圧倒的にテンポが速くて小気味いいと思います。見ていて飽きないはずですし、リエちゃんとの別れのシーンの寂しさをひっくり返すにはこのくらいアップテンポがいいと思います。

原作では、イッパイアッテナの飼い主、日野さんが帰ってきたのは、ルドルフが岐阜に戻る前ですし、デビルが泳ぎを披露するのはラストではありません。映画では、原作の2作目『ルドルフともだちひとりだち』の前後関係をひっくり返して、かなり簡潔にまとめられているようです。 [ad#rudo]