そら豆の皮を食べる食べないどっちかなぁ皮まで食べる簡単なゆで方も!
初夏の風物詩といっても過言ではない、そら豆! ビールを飲めなくても、あの香りに夏の訪れを感じる方も多いと思います。
そら豆の皮にこそ栄養があるんですぞ!
ま、栄養といっても、食物繊維の宝庫ってことですが・・
でも現代人なら食物繊維はバカにできません。 欧米風の食事のせいで、腸の病気の怖さが色々な形で言われています。 肝心なのは食物繊維で毎日スルスル状態に持っていくことです。
特に便秘で悩む女性の場合、そら豆は皮ごと食べたほうがいいのではないかと思います。 そもそも、そら豆の香りって皮があってこそですよ。皮はちょっと固いかもしれません。
皮は固いといっても、噛み切れない固さではないんです。 あの食感こそ季節を噛みしめていると感じられるひと時ではないでしょうか?
私の場合、皮を剥いて食べても、感動は薄いんです。 皮を剥いて食しても、そら豆を食った、という感じではありません。
やはり、皮ごと食してビールでプハ~ッとするところに初夏を感じます。
そら豆のベストなゆで方は?
定番のゆで方をご紹介します。
なお、切込みを入れているのは、塩をしみこみやすくするためです。
以前NHKの『ためしてガッテン(現在はガッテンに変わりました)』で、そら豆特集が組まれました。⇒その時の放送をまとめたものがこちらです!
上記の動画でちょっと違和感を持った方もいると思います。 最後に皮を剥いていましたね。私なんかは皮ごと食べる派ですから、「何で皮剥くの?」と叫んでいました^^
そら豆は何でそら豆って言われるのか?
そら豆は、さやが空を仰ぐように上に伸びることからこの名が付いたと言われます。 実が空に向けて実るからだそうです。
ですから「空豆(そらまめ)」と書くことがあります。その他にも「天豆(てんまめ)」と書かれる事もあります。空に向けて実るからですね。
また、さやの内側が蚕(かいこ)のまゆに似ていることから当て字で「蚕豆(そらまめ)」と書くことがあります。
そら豆の原産地ははっきりしていませんが、西アジアから地中海沿岸、北アフリカにかけてと考えられています。エジプトやトロイの遺跡からもそら豆の化石が見つかっていることから、かなり歴史の古い豆類になります。
なんと、エジプトでは4000年も前から栽培されていたそうです。
その後、東へ移動し、2000年ほど前に中国に伝えられます。
日本には8世紀に伝えられたと考えられています。つまり奈良時代です。平城京は710年からですから、とても歴史があるお豆さんってことになります。
日本で一般的に栽培されるようになったのは17世紀頃、江戸時代になってからです。 明治時代になると品種が増加し、徐々に消費が増えていきました。
そら豆の旬は?
旬は4月から6月になります。
ここでウンチクですが、何と鹿児島県産が全国の4分の1を占めているんです。 早いものでは年末から出荷されているようです。
料亭なんかでは早めに食べられるのかもしれませんが、庶民としては初夏の風物詩として食したいものです。 日本人には季節感が大事ですから!雪の降る季節にそら豆を食べても、普通の人は美味しく感じないと思います。
やはり、適度な温かさで、あのそら豆の香りとともに、ビールをグイ~ッと行くときの感じが初夏なんです。
最後に、皮の香りが苦手な方へ
そら豆の皮を剥いて食べる人の中には、固いのが嫌なのではなく、皮の香りが苦手な方もいるのではないでしょうか?
私の場合、あの香りこそ, そら豆だと思いますが・・
昔のことですが、そら豆を食べているとき長女に「そら豆って足の裏の匂いするよな」なんて言いながら、パクついていました。 それ以来、長女はそら豆を食べようとしません!
まだ小さかった長女には『そら豆=足の裏』という図式が出来てしまい、トラウマになったように思います。父親の何気ない一言で、旬の味を味わえなくしてしまったことに罪悪感を感じます(^^;)
さて、皮を剥いて食べる派の方で、残った皮がもったいないと思ったら!
まぁ、もったいないと思う人はいないはずですが・・
皮だけ素揚げにして、塩パラで食べるのもありかなと思います。 つまり、いかり豆の皮だけバージョンですね。
皮だけ揚げる! 面倒くさいですよね。 私はこれからも皮ごと食べて、初夏の風物詩を満喫します^^
[blogcard url=”https://discovery-japan.biz/archives/1663”]