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疑問に思ったことは掘り下げてみたいよね!

さつまいもは脳に良い野菜で脳の活性効果があるから食べないと損です!

サツマイモには食物繊維が豊富なことはご存知ですよね。

そのために、サツマイモは腸活に有効で、お通じを良くしてくれる野菜だ!という認識だけが蔓延していないでしょうか? たしかに、食物繊維の豊富さから、便秘に悩む人は積極的に摂った方がいいことは間違いなしです。

 

でも、さつまいもの効能は便秘解消だけじゃないんですよ。 なんと、脳のためにとても良い野菜なんです。 脳の活性効果があるってことも覚えておいてくださいね。

サツマイモには脳活性効果もある、脳に良い野菜だった!

 

サツマイモに含まれるガングリオシドは、脳細胞を活性化します。

ガングリオシド【ganglioside】 シアル酸をもつ糖脂質。高等動物や植物の細胞膜の成分で、脳・神経組織に多く含まれる。神経機能や細胞膜が営むさまざまな機能に関与する。 引用元:コトバンク

 

ガングリオシドは、成長期までは体内で盛んに合成されている物質です。 しかし、成長期を過ぎると体内で合成されにくくなるという性質を持っています。

 

実は、ガングリオシドには、脳の神経細胞のネットワークを広げて情報伝達をスムーズにする働きがあるんです。 ガングリオシドの量が減ってくると、情報伝達が滞る結果、記憶力の低下が見られたりします。

 

昔、生物の授業で習った記憶がありますが、情報伝達には『シナプス』がカギを握っているということを。 ガングリオシドに脳の神経細胞のネットワークを広げる働きがあるということは、シナプスを多く形作るということでしょうか?

シナプス【synapse】 ニューロン (神経元) とニューロンとの接合部。 あるニューロンの神経線維の末端は他のニューロン神経細胞体の一部に接近し,シナプスを形成している。 興奮がシナプス前部線維の末端までくると,そこから化学伝達物質が放出され,それがシナプス後部膜の膜電位を変化させる。 このようにして興奮がニューロンからニューロンに伝えられる。 これをシナプス伝達という。 引用:コトバンク

 

ですので、一説によると、サツマイモを普段の食事に積極的に取り入れることによって、初期のアルツハイマー病改善や認知症予防になると言われているんです。

サツマイモに脳の活性効果があるとしても炭水化物の取り過ぎによる弊害はないのか?

 

さつまいもは、お野菜ですから、もちろん天然の産物です。 自然のお野菜とはいえ糖分をけっこう含みます。でも、大丈夫!

 

サツマイモは、ブドウ糖の吸収を遅くしてくれる食物繊維もたっぷりなんです。 ですから、血糖値が急に上がったりしません。 だから、サツマイモを毎日食べたとしても、そのことだけで激太りになる可能性は低いんです。

※血糖値を急激に上げると、肥満につながることは今では常識ですね。

とはいっても、一度に大量に食べると、血糖値もそれなりに上昇するので、比較的少量を摂るように心がけてください。 さらに、サツマイモのGI値は低めなので、血糖値の上昇は緩やかになるんです。

GI値とは?】 食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったものです。  【なぜ、血糖値の上昇は緩やかな方がいいのか?】 食事をすると、摂取したものは体内で「糖」になり血液中を流れます。 つまり食事により「血糖値が上昇」するのです。 作られた糖は私たちのカラダを動かすエネルギーとなりますが、急激に増えると「インシュリン」というホルモンが血糖値を下げようとします。インシュリンには脂肪を作り脂肪細胞の分解を抑制する働きがあるので、分泌されすぎると肥満の原因ともなってしまいます。 ですので、インシュリンの分泌を抑えるためには、血糖値の上昇をゆるやかにする食事が必要となります。 つまり、急激に血糖値をあげると、インシュリンの過剰分泌が促進されることで、肥満の道へまっしぐらとなります。

 

サツマイモの効能は脳活性化だけでなく、ガン抑制効果も!

脳活性化で活躍する、サツマイモに含まれる成分『ガングリオシド』。 その『ガングリオシド』にガンを抑制する力があると発見されて証明もされています。

 

ガングリオシドには異常な細胞増殖を抑制する作用がある事がわかっています。

 

ガングリオシドは、前述したようにシアル酸を含む糖脂質の総称です。 中でもさつまいもに含まれるガングリオシドは、細胞の異常増殖を抑えてくれるんです。

 

つまり、異常な分裂細胞の遺伝子を変えることができなくても、ガン細胞の増殖のスピードを遅らせることができれば、本物の深刻なガンになる前に天寿を全うできる可能性が出てくることになりますね。

というのも、人の体内では日々ガン細胞が発生しているからです(これは常識です)。 それをキラー細胞が退治してくれるわけですが、退治が間に合わず、異常増殖を続けて暴走したものが深刻なガンだからです。

サツマイモには血圧を下げる効果も

サツマイモに含まれるカリウムは、ナトリウム(塩分)が身体に与える影響を減らし、血管の壁をしなやかにもしてくれます。 カリウムは血圧を下げる大切なミネラルなんです。

 

また、サツマイモには、細胞にカリウムを運ぶのを助けてくれるマグネシウムも含まれています。 というわけで、血圧が高めの人にとって、サツマイモを取ることは願ったりかなったりなのです。

 

健康効果も期待できて、美味しいときたらサツマイモを食べない手はないですよね。 でも、人は栄養面だけを考えて食事をとるわけではありません。 栄養度外視で、純粋に美味しいものを食べたい欲求って誰しも持っています。 ⇒お弁当のご飯粒をホントに美味しく食べるには『曲げわっぱ』が究極のグッズです。

さいごに

焼いてよし、茹でてよし、サツマイモはどんなふうに使ってもおいしいですよね。

何といっても安いし、調理が簡単。 さらに長持ちするうえに、健康にも本当にいいのです。

 

サツマイモを見直してみましょうね。