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疑問に思ったことは掘り下げてみたいよね!

お雑煮いつ食べるか気になるけどお節の前か後の締めかいっしょなのか?

お正月と言えばおせちは欠かせません^^ でも、もう一つ忘れてはならない、なくてはならないものがあります。 そう、お雑煮です!

 

実はけっこう前から気になっていることがあります。 お雑煮を食べるタイミングなんです。

父親が酒飲みだったものですから、家族みんなでおせちをつまみのように食べてからお雑煮は締めの感覚でした。 月日が経ち、私もお酒が好きになり、飲みながらおせちを食べ、お腹がくちくなると最後の締めでお雑煮を食べていました。

 

しかし、妻の実家に年始の挨拶に行った時のこと。 おせちも並んで、さぁ飲もうか!というときに義母がお雑煮を運んできたのです! 「熱いうちに雑煮食べや」…え~!飲む前に雑煮食べなあかんのか?とショックを受けたものです。

さすがにもう慣れましたが(^^;) お雑煮を食べるタイミングって、各家庭でそんなに違うものなのでしょうか?

 

そりゃ、お雑煮の具材や出汁は全国で様々なものがあることは知っています。 でも、酒飲みにとっては美味しいおせちでまず一杯・・というのが定番じゃないかと思うんですが。

お雑煮はいつ食べるのが本来の姿なのか巷の声を拾ってみました!

 

普通のご家庭ではお雑煮はいつのタイミングで食べるのでしょうか?

・1月1日の朝食にみんなで食べます。 ・正月の1日で、朝10時です。 ・新年の最初の食事の時です。 ・元旦の朝だけ、雑煮として食べます ・私は元旦の朝食に御節と一緒にお雑煮を食べます。 ・朝にみんなでお祝いするときにおせちとお雑煮を食べます ・1月1日の朝食です。 ・とりあえず、元旦起きたらおせちと一緒に食べます。 ・元旦の朝食で頂きます。 お雑煮、おせち、お屠蘇です。

↑ ↑ これが日本の家庭の一般的なスタイルなんでしょうね。

元旦の朝食にお雑煮を食べる人が大多数です。

 

お雑煮を食べるタイミングで考えると、元旦の最初の食べ物という感じです。 中には、おせちと一緒にお雑煮を食べるという回答も散見されます。

 

私が長年やってきたように、お雑煮を締めとして、おせちのアトに食べるという意見はひとつもありません。 つまり、お雑煮を食べるタイミングは、おせちとの関係ではおせちの前かいっしょに食べる、ということになります。

 

もう一つ気になったのが、おせちって朝から食べるものなんですね。 私の場合、いつも早起きなので、元旦ですと、なおさら家族はまだ熟睡中です。

軽く朝食を食べて(納豆ご飯かなぁ)、みんなが起きてくるのを待っています。 ですので、家族がそろうお昼頃におせちを食べるというのが恒例です。 そういえば子供にはおせちといっしょにお雑煮も出しています。

お雑煮は元旦だけに食べるのか?それとも正月休みに食べ続けるのか?

子供の頃から10代の頃にかけて本当にお餅が大好きでした。 社会人になっても、お餅好きは変わらず、際限がなかった記憶があります。

 

仕事始めにズボンを穿こうとすると、ボタンやホックが閉まらないんです。 「あちゃ~!」と思い、外してベルトで隠して出勤したものです。

そんな正月明けを十数年は繰り返して、やっと考え直しました。 少量のお餅を味わって食べることを覚えました(^^;) ようやく、頭で考えて食事をするようになったということです。

 

ごく普通のご家庭での、年が明けてからのお雑煮の食べ方はどのようなものなのか見てみましょうか。

・お雑煮は三が日の間毎朝食べます。昼や夜でもご飯がない時は食べることがあります。 ・子供の頃は親が楽したいせいか3日は朝ずーと雑煮だった覚えがあります。 今は雑煮は元旦だけです。 ・3日くらいまでは、朝食としてですね。 ・朝と夜食べます。 ・3ヶ日の朝食(少し遅めの)です。 ・1日~3日の朝に頂きます。(3日間) ・三が日ともに食べます。 ・先ずは、元旦の朝に頂きます。1月1日から3日まで、朝食として食べます。 ・毎年お正月には食べてます。3日間食べます。 ・一日に1食は食べてます。 ・元旦と2日の朝食に食べます。 ・毎年同じですが、これを食べないと新年の感じがしません。1月5日あたりまで毎朝食べます。 ・元旦の朝から三食 2日目も3食お雑煮です ・三箇日「朝」に食べます。祝うという意味でも「朝」がいいのでは ・三が日は三食お雑煮を食べます。

おそるべし!餅好き国民ということがよくわかりますよね。 そうですよね。お正月ですから、やっぱりお餅食べないと!

 

お雑煮も美味しいのですが、あべかわや磯辺焼きも非常に美味ですねぇ~。 食べだすと、お腹パンパンになるまで止まらないような気がします。

お雑煮をお正月に食べるようになったのはなぜか?

お雑煮の歴史は古く、始まりは平安時代だと言われています。 お餅は農耕民族である日本人にとっては古くからお祝いごとや特別な日に食べる「ハレ」の食べ物だったのです。

 

お雑煮の始まりは・・ 年神様に供えた餅や里芋、にんじん、大根などを、その年の最初に井戸や川から汲んだ「若水」と、新年最初の火で煮込み、元旦に食べたのが始まりと言われています。

 

室町時代には武士の宴会で必ず一番初めに酒の肴として雑煮が振る舞われていました。 その当時はお餅を作る米は高価なものだったので、庶民のお雑煮には、餅の代わりに里芋が入っているのが一般的だったようです。

しかし、江戸時代に入ると庶民でも餅が簡単に手に入るようになりました。 そこで、味噌や醤油などの味付けや、丸餅と角餅などの東西文化の違いも発展してきたと考えられています。

お雑煮の歴史を知ると、お雑煮をいつ食べるかのタイミングに気付く!

お雑煮の始まりは平安時代ですが、その当時はハレの日の食べ物として、感謝しつつ食べられるものでした。

 

雑煮の謂れを観察すると、しきたりというか作法めいたものが確立したのが室町時代ではないかと推測されます。 武家社会で発展したお雑煮を食べるタイミングが興味深いです。

「武士の宴会で必ず一番初めに酒の肴として雑煮が振る舞われる」・・ ということは、お雑煮は本来、おせちの前に食すべきものということができるのでは? ま、酒の肴として振る舞われたというのがミソですが。

 

当時は餅が高価だったので、最初に高価なものを食べてね!という心遣いだったような気もしますが。 お餅を最初にお腹に入れておけば、悪酔いもしなかったのではないでしょうか。 そうなると、多少は生活の知恵として、お雑煮も一番初めに食べたと言えるのかもしれません

 

お正月を楽しく美味しく過ごすためには大みそかの過ごし方こそ大事では? 大みそかに、その日1年を振り返るもよし、翌年に向けて決意を新たにするも良し! ⇒子供と一緒に家族で過ごす大みそかについて、ちょっとまとめました。

さいごに

 

このように見てくると、お雑煮はハレの日の食べ物なのだから、いつのタイミングで食べても問題ないことが分かります。 年神様に感謝しつつ食べるという気持ちがある限り、いつ食べても作法に違反することはなさそうです。

安心して、おせちを食べた締めとしてお雑煮を美味しくいただくことにします。