前向き駐車をコンビニやファミレスでお願いされるけど危険だと思う！

コンビニやファミレスに行くと、よく「前向き駐車でお願いします」って看板を見かけますよね。

あれって、ほとんどの人が理由を知っていると思います。

つまり、コンビニやファミレスの駐車場の隣が住宅で、後ろ向きに駐車されると住宅の方に排気ガスが流れてしまって、不快な気持ちになるのを避けるためです。なので、前向き駐車のお願いにつながるわけです。

でも、常々疑問に思っています。前向きに駐車するってことは、出るときはバックですよね。コンビニやファミレスの駐車場が広くても狭くても、バック発進は本当に危険です。かなりのスピードでコンビニに入ってくる車も少なからずあるからです。

私の場合ですが、前向きで駐車することはほとんどありません。いつも後ろから入ります。そうすると出るときに本当にストレスありませんから。

コンビニやファミレスが前向き駐車にこだわる理由

一つは前述したように、排ガスが隣の住宅に流れるのを防ぐためです。

もう一つが、マフラーの出口が住宅側に向いていると、排気ガスが流れるだけではなく、排気音もより大きく聞こえる可能性があるので、それを避けるためです。

しかし…

どうなのかなぁ。「目糞鼻糞を笑う」五十歩百歩」の世界ではないでしょうか？前向き駐車にどれほどの効果があるのかな、と疑問に思いませんか。

車を止めたらすぐにエンジン切るとか、店から出るときはエンジンかけたらすぐに出るとか。

つまり、アイドリングの時間を短くすれば解決できる問題ではないのでしょうか。現に『駐車場では速やかにエンジンを切ってください』という看板のお店を見たことがありますよ。

前向き駐車は本当に危険なのでやめた方がいいのでは？

コンビニやファミレスの心配もわかります。排ガスやマフラー音のせいで、近所の人とそのお店の関係が悪くなると、お店も商売がやりづらくなります。

そのせいで、駐車場や店舗の移転その他のサービスの低下などにも影響する可能性はあるかもしれません。

でしたら、お店側が排ガス対策のフェンス＆防音フェンスを設置したらいいんですよ。

そもそも、前向きに駐車しても、排ガスは流れますし、車の騒音だってあるでしょうね。程度問題だけの話しであって、抜本的な解決方法ではないんですね、前向き駐車って。

お店としては、もしも近隣からクレームが来た時のことを考えて、「うちでは前向き駐車をお願いしています」と、半ば免罪符的に言うことができるので、前向き駐車にこだわっているだけじゃないでしょうか。

つまり、店としては努力しているけど、悪いのは前向き駐車しない客ですよ…なんて理屈に持って行こうとしているんじゃないかなぁ！

でも、近所の人としては、自分の家が先に建っていて、あとから来たコンビニやファミレスから迷惑を被っていたら、店の「前向き駐車のお願い」の努力なんて知ったこっちゃありませんよね。

店がそこにあるから被害を被っていると考えるのが普通ですよ。ですから、店側が排ガス対策のフェンスの設置や防音対策をする必要性があるんです。

私個人的には、前向き駐車はこれからもしないはずです。だって店を出るときに危険ですから。

些細な注意ミスが頻発する昨今です。

よく見かけると思うんですが、おじいちゃんやおばあちゃん、それに車に不慣れな人のバック発進って怖いですよね。右左後ろと万遍なく見ていないなぁと思うことがよくあるからです。

バックのときに右方のドアミラーを見てバックミラーも見ているような人でも、「おいおい、左もう少し見ようよ」って人、見たことないですか？

不気味で、そんな車の後ろは通れませんね。当てられたくないですから。

そんな人に限って、隣の車を擦ることも多いと思われます。

車に不慣れな人は全般に車幅感覚がかなり心もとないと思います。フロントからの前進は曲がりなりにもできるとしても、バック発進は前向きに発進することの倍以上、車幅感覚への苦手意識が出てくると思います。

そんなわけで、もう前向き駐車のお願いは撤廃してほしいです。重大事故がこれだけ増えているんです。極力、安全に車を動かしてほしい…と思うのは私だけではないはずです。

車に不慣れな人に試練を与えるような、前向き駐車からのバック発進は本当に危険極まりないはずです。

前向き駐車をしないことへの罰則はありませんよ。

前向き駐車はあくまで店側の「お願い」で、私有地の駐車場内の駐車方法についての協力要請なので、法的な拘束力や罰則はありません。

ですから、安心して後ろ向きにとめましょうね。そして、お店を出るときは前向きに発進してください。安全度は格段に高まりますよ。

さいごに

コンビニやファミレスが、排ガスや騒音をめぐってトラブルになったとしても、それはお店が解決するべき問題です。

お客がそのトラブル回避に協力する義務は何らありません。

そのお店が営業を続けたいのなら、自助努力で、先ほど言った排ガス対策や騒音対策をすべきなんです。お客としては、そこに店があるから行っているだけです。

店が経営を続けたい願望に、お客として協力すべきいわれは微塵もありません。

それよりも、周囲を巻き込んだ事故に発展しないように、安全に気を配りましょうね。人との接触事故を起こした日には、もしかしたらあなたの一生がそこで決まってしまうことにもなりかねませんから。