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不登校の中学生の勉強はどうしたらいい?息子を心配する母親向け!

不登校の中学生の勉強は切実な問題をはらんでいます。 不登校だと、授業を受けないのでもちろん勉強が遅れます。 どんどん分からなくなりますよね。

 

不登校でも勉強する気がある子は、家でコツコツ勉強したりもするのでしょうが、それでもクラスのみんなに追いついていくのは大変な事のはずです。

 

学校も行きたくない、家で勉強するというヤル気も出ない子には、どう接したらいいのでしょうか? どのような方向で学力の低下を防いだらいいのでしょうか? 塾や家庭教師を雇うとか、経済的に厳しいこともありますよね。

 

実は、中学生の不登校の息子さんを抱えていてもいろんな選択肢があるんですよ。

中学生の不登校には親のバックアップが必要になります!

経済的なことでバックアップできることがいちばん良いのですが、それが難しいときは、親のあなた自身が良いと思っていることを続けてみるべきです。

※経済的にバックアップというのは、塾通いや家庭教師のことです。

 

中学校ならワークみたいなものを学校からもらうと思いますが、それをやらせてあげるのはどうですか? その際は、親も一緒に勉強して考えることで、息子さんもいろいろと考えだす契機になる可能性があります。

 

親としては「昔のことは忘れていて、子供より理解できずに無駄かもしれませんが…」できることは一緒にやってみようという気持ちが大事ですね。

 

または、書店で売っているような薄い問題集。 それなら少しずつやれますし、大きな参考書よりは値段も安いし、何よりとっつきやすいです。

 

「親として、これは無駄かもしれない」ことを続けることで、親御さん自身の心の安定にもなりますし、いずれは息子さんに理解し感謝される時が来るかもしれません。

世の中、学校の勉強だけではないことは確かですが、最初から勉強をすることを放棄しない方が良いことも確かです。

 

親のバックアップは、何も金銭的なことに限りません。 「息子のために、親として今できることを一緒にする」という親の態度は、とても重要であると私は思います。

不登校で何をするにもやる気がないように見えるときは?

やる気のない子に何を言っても無駄なときがあります。 そんなときは、勉強させるよりも外に出る気を起こすように一緒に散歩に出ることから始めてはいかがでしょうか。

 

中学生にもなると、母親と歩くのは恥ずかしいし照れるしで、難しいかもしれませんが、昼間のデパートや商業施設ならクラスメートと出会う可能性もないし、意外と一緒に外出してくれるかもしれません。

息子さんに構ってあげられる環境が大事ですね。 上述した、一緒に勉強することもそうなんですが、息子さんと向き合うことこそ大切です。

不登校の息子に自主学習させるときは、場所を変えてみるのも一つの方法

実は、家では勉強に集中できないことがほとんどです。 そこで、図書館という選択もあります。3,4時間くらいは余裕で勉強できるのではないでしょうか。

 

図書館に同級生がいたら気まずいと思いますので、世間に慣れるためにも、市外の図書館まで電車で通う方法がおすすめです。 勉強のやり方はマイペースで良いんです。音楽を聞きながらやったり、途中に好きなマンガを読んでみたり、と。メリハリをつけた方が、勉強に集中できる可能性が大です。

 

そんなとき、教科書は意外と自主学習には向かないものです。 薄手の参考書を5教科用意するのがベターですね。 教科書よりわかりやすいうえに、書いてあることは一緒なんですから。

定時制高校や通信制高校の選択もあり!

フィギュアスケート紀平梨花選手が通信制高校「N高等学校」に在学していることは有名な話ですね。紀平梨花選手はフィギュアと学業との両立を果たすために「N高等学校」を選択しました。

紀平梨花選手はスケーターだから、特別な選択をしたのであって、不登校の息子の参考にならない… いえいえ、自分の将来を考えた上での選択ですから、なんら異なるところはありません。

 

自分の将来を見据えて、自分で選択したのなら、親が文句や不満を言う余地は全くありません。

 

特に、定時制高校であれば働きながら高校卒業の資格がとれて就職もできるでしょうし、働いているので経済的にも潤います。定時制通信制に通っている子はたくさんいます。

なお、私立高校ですが、お金が結構かかりますのでオススメはしません。

 

勉学の意欲がいまいちなのに、無理に勉強させて公立の高校に進学させるよりも、定時制通信制に進学した方が息子さんにとって、精神的にも楽です。 勉学意欲が不安定なまま進学させても、最悪、退学いう事も考えられますから、定時制通信制の方が生き生きと過ごせるかもしれません。

さいごに

良い高校、良い大学に入ることが人生の目標でないことは、99パーセントの方が理解しています。 でも、親心なんでしょうね。良い高校、良い大学に入ったら一安心…になるんですよね。 一部の親御さんは、『良い高校、良い大学』に入ることが成功人生の大前提と信じているようですが。

世の中を見渡すと即座に「良い高校、良い大学」に入ることが、人生の成功に結び付かないことは容易に理解できますよね。 いちばん大事なのは、自分の力で食べていけて、人に迷惑をかけない、この2点だけに尽きます。

 

「良い高校、良い大学」を出ても、誰もがビル・ゲイツスティーブ・ジョブズにはなれないんですよね。 平穏無事に毎日笑っていられて食べていける、そして他人に迷惑をかけていない。 これが最高の幸せだと思うんですが。

 

中学生で不登校だからって、単なる人生の通過点にすぎません。 発達障害めいた症状や引きこもりが顕著ならば、診察の必要がありますが、そうでないならば、見守って寄り添って、陰になり日向になり、ともに歩んでいくのが親御さんとしてのあるべき姿かと思います。

焦る必要はありません。 最後に笑顔であればいいんですから。