バーベキューをデリバリー業者に頼んで楽しい?焼肉屋と変わらんよ!
- デリバリー業者は片付けもしてくれるけど、ごみを公園のゴミ箱に捨てていた!
- デリバリー業者のゴミの不法投棄も問題だけど、利用する方も人の迷惑考えてるのかな?
- アウトドアをデリバリーに委託する人の気持ちが本当にわからん!
- さいごに
大阪府が管理する豊中市の服部緑地公園での連休中のバーベキュー(^^♪
そりゃ楽しいに決まっています。青空の下、ビール片手にお肉をほおばる…なんて最高ですよね。家族やグループでワイワイやるのがバーベキューの醍醐味です。
でも、そのバーベキューのあり方ですが、デリバリー業者に頼むのが流行っているそうですね。個人的に20年以上オートキャンプをしていて、バーベキューも頻繁にしていますが、あれって自分で何もかもやるから楽しいのでは?非日常を楽しむんです。
セッティングを任すのなら、グランピングでもしたらいいのに。な~んかねぇ、貧乏人がグランピングもどきで貧相なバーベキューしている姿ってみじめだよねぇ!
デリバリーに頼むくらいなら、食べ放題焼き肉の方がよっぽど快適で安上がりだと思うのですが…さらにデリバリー業者の横行に困っている人もいるんですよ。
デリバリー業者は片付けもしてくれるけど、ごみを公園のゴミ箱に捨てていた!
すごいですね、アウトドアのデリバリー業者って。
何と公園でのバーベキューの場所取りから食べた後のゴミ捨てまで請け負うんですって!
ま、それでも不便さと非日常を楽しむのがアウトドアの真髄だと考えますので、私は100%利用しませんが。
公園管理事務所が困っていたのは、デリバリー業者がお客のゴミを公園のゴミ箱にすべて捨てていたことです。もともと、公園側としてはゴミ箱は設置したくないけど、全廃は問題があるので、一部の箇所に『一般のお客さん』向けに設置していたそうです。
法律的に探ることは避けますが、おそらく契約形態からしてデリバリー業者が捨てたゴミの態様は「事業ごみ」に当たるのでしょうね。
事業ごみは、家庭用のゴミとは収集方法が違いますし、仮に、許可のない不用品回収業者や清掃業者等に事業ごみの処理を委託することは犯罪となるくらいです。
つまり、デリバリー業者自体が許可を取っているか否かで違法性の度合いも測れます。でも、服部緑地公園で作業していたデリバリー業者たちは「客のゴミやからええんや!(一般の客のゴミ、と主張)」みたいな乗りで、公園のゴミ置き場にポイポイとゴミを捨てていたとか! 何と壊れたパイプ椅子まで! エッ、それって不燃物ちゃうの?
デリバリー業者のゴミの不法投棄も問題だけど、利用する方も人の迷惑考えてるのかな?
個人的には、バーベキューの準備やらを委託されたデリバリー業者のゴミ廃棄は不法投棄だと思うんですが。
それも大きな社会問題なんですが、それよりも『アウトドアでデリバリー』の方に違和感を覚えました。
今までバーベキューをデリバリーできるってことを知りませんでした。世の中、便利になったもんですねぇ。業者としても利益が上がることを見越して立ち上げたんでしょうね。実際、需要はありますから。
でも、不便と非日常を求めるのが本質のアウトドアにデリバリーってどうよ!?と思います。
そりゃ、バーベキュー道具をそろえて、食材も買いそろえたら、運搬にはとても苦労します。もちろん一人では運べません。たいていの場合は車の出番になります。
ですので、手軽にバーベキューを楽しみたい人らにとっては、デリバリー業者は強い味方なんですね。
しかし、そのデリバリー業者が社会問題をおこしているとしたら?
委託した方にも道義的な責任があるように思えます。ま、ちゃんとお金を払っているわけですから、全部やってくれるって契約書に書いてあるので、あとは知ったこっちゃない…っていうのも当然です。
そんなんでいいんですかねぇ。世の中、どんどん殺伐としてくるような気がしてならないんですが。
片や、楽しめればそれでいい。もう一方は、もうけられればそれでいい。ウインウインの関係のようですが、今回の事例では公園管理事務所が多大の被害を被っています。
誰かの犠牲の上に成り立つ快楽って、本当に不愉快なんですが。俺さえ、私さえ楽しめればそれでいいんだ・・なんて考えが根底にあるように思います。
アウトドアをデリバリーに委託する人の気持ちが本当にわからん!
アウトドアを満喫するのなら、何度も言いますが、やはり不便さと非日常を楽しみたいと思います。
自分で道具運んで、食材も調達するからこそ、美味しさも”ひとしお”なんです。
デリバリー業者に頼んで、何から何まで用意してもらって…というのは本来のアウトドアではありません。それなら焼肉屋のテラス席でゆったりと座って優雅にお肉をいただく方が何倍も快適ですよね。
ま、最近の公園は「火気厳禁」のところがほとんどでしょうから、近場のキャンプ場で日帰りキャンプを利用するのがもっとも”やりやすい”はずです。
※近場の公園でバーベキュー可のところがあれば、家族でそこを利用すれば、自分らで準備するアウトドアの楽しさに子供さんも大喜びだと思います。
歩いて行ける距離にバーベキュー可の場所があれば、道具運びはアウトドア用のキャリーカートが便利です。そんなに痛い出費でもありませんよ。キャリーカートは子供さんの運動会でも使えますし。
バーベキューコンロは、定番の足の長いものもいいのでしょうが、おすすめは七輪です。選ぶときは焼く面が広いものがいいですね。
地面に石などが散乱していなければ、シートの上に車座になって、バーベキューを楽しめます。もしくは、小さな折りたたみ椅子も持参して、七輪を囲んだらいいんです。
子供さんだけでなく大人も、七輪の持つ存在感に、「外で美味しく食べている」というアウトドアの良さを満喫できると思いますよ。
さいごに
バーベキューをする場所がない、道具や食材を運ぶのがめんどくさい…じゃ、家の前でやるかってことになりやすいですね。
でも、住宅街ではバーベキューするのはやめましょうね。広大な敷地を持つ一軒家でしたらご自由にどうぞ。住宅密集地でバーベキューは本当に近所迷惑です。
つい、この間も近所の3,4軒の家が、夕方から煙あげながら駐車場(庇だけの車庫)でバーベキューしていました。その日はけっこう暑く網戸で涼を取ろうとしたのですが、焼肉の煙が入ってくるのでできませんでした。
以前、夜の9時を過ぎても騒いでいたので注意しました。それ以来、8時前には片づけてくれますが、煙のことも言っておくべきでした。
『誰かの我慢によって、自分だけが楽しくなる』ことの典型が住宅街でのバーベキューです。家の中が煙臭くなることを容認するような寛大な心の持ち主ってそうそういないんではないでしょうか。自分らは外(車庫)で、自分の家は全部の窓を閉めて、煙対策は万全! 外にいるのだから多少は涼しい。
しかし、近隣の家は違います。初夏の頃ですからエアコン付けるまではいかなくても、網戸で風通しを良くして涼を取りたいと思いますよね。網戸にしたら焼肉の煙が入ってきた…!
車庫でバーベキューをやっているのは特定の家族なんですが、他人への配慮ができない脳みそを持っている…と諦めています。
ぜひぜひ他人への配慮も考えながらアウトドアでのバーベキューを楽しんでください。