Ilovecats blog

疑問に思ったことは掘り下げてみたいよね!

いじめを一年半も放置した吹田市の小学校の担任や校長は責任ないの?

 

とんでもないことです。

でも、こんな重大事態が風化しそうで心配です。

 

女子児童の親御さんは手をこまぬいていたわけではありません。 担任に報告していたのにも関わらす、アホボケかすの三拍子担任が何らの措置も講じなかったことが被害拡大の最たる原因です。

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一年半もいじめを放置された女児は体にも心にも重い傷を負っています。

女児が受けたいじめの一部ですが・・

男子5人からボールをぶつけられる

家に入って2階まで追いかけられる

家族の悪口を言う

執拗に蹴る

執拗に殴る

階段の踊り場で後ろから押される

ほうきや傘で叩かれる

ランドセルにカエルの死骸を入れられる

 

さらに、いじめを行った男子児童は、『(いじめを)喋ったら兄弟を殴る』と、やくざまがいの脅しを女児にしています。

 

女児は、家族に迷惑をかけないために、家では明るく振る舞っていたとのことです。胸が張り裂けそうなくらい哀れです。

 

2016年3月には、いじめが原因で左足を骨折。

2017年3月には、いじめを一人で抱え過ぎた結果、視力障害に陥ります。

さらに現在はストレスが原因でPTSDと診断されています。

 

女児は小学校1年生の秋から2年生の終わりまで、その小さい体と幼い心で、誰の助けも得ることができず、孤独の中、必死に耐えていたんです。

 

学校のアンケートに勇気を振り絞っていじめの事実を書いたのに、担任が何らの措置も取らなかったことは強い非難に値するとともに重大な問題です。

※アンケートを軽視した点は、柏児相の問題と類似しています。

女児の担任はいじめを放置したのに責任を負わないのか?

担任の刑事上の罪を問えるのか。

報道によると・・

担任教員はアンケート結果があるにもかかわらず、深刻ないじめと思わず、女児への聞き取りや男児への指導をせず、管理職にも報告しなかったそうです。

 

また、女児の保護者は2017年3月、学校側に被害を訴えましたが、担任から「いじめは知らなかった」と説明されたようです。

 

この担任って何?と思いたくなりますね。担任の無責任ささえなければ女児の被害は早期に食い止められたことは明白です。アンケート結果でいじめを認識していたのに、保護者には「いじめを知らなかった」と虚偽の報告をしていたのです。

 

教師である担任に刑事上の罰を問うことはできないのでしょうか?

刑事上の罰には、正犯・教唆(きょうさ)・幇助(ほうじょ)の3つの概念があります。単純に言うと、正犯は実行した人、教唆は罪をそそのかした人、幇助は助けた人…という意味合いです。

 

女児は左足骨折をして、視力障害を患い、PTSDまで発症しています。これは全部、加害男児による傷害の結果です。

担任に対して、教唆(そそのかし)は考えられません。でも、幇助(助ける)は該当するような気がするんですが・・

 

つたない法律知識ですが、不作為(ふさくい)という用語があります。「何もしないこと」ではなくて「(義務がある)何かをしないこと」という意味です。

このアホボケかすの担任教師は、教師として女児を助ける義務があるのに、不作為(助けない)によって加害男児を幇助(助けた)と言えないでしょうか?

※法律専門家ではありませんので、あくまで個人的な見解です。

 

担任教師が、教師としての義務を履行していれば女児を救えたと考えるからです。

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担任の民事上の罪を問えるのか。

被害女児側の代理人弁護士によると、損害賠償を求める訴訟も視野に検討するそうです。

被告になるのは、第一に吹田市の小学校です。つまり「吹田市」を相手にすることになります。

 

女児の担任教師を被告にするかは、原告(女児側)の考え方次第です。当然に、担任教師が被告になるわけではありません。

しかし、第三者委員会によって、一年半のいじめの放置の事実や市教委の怠慢さが報告されていますので、損賠賠償の訴訟を提起すれば勝訴的内容の判決が出ることは容易に想像できます。

被害女児の担任の今後は?

全く安泰だと思います。公務員ですから。

「認識不足だった」「判断が甘かった」と言っていればすみますよね。

 

担任の名前は、民事訴訟にでもならない限りはわかりません。なお、民事訴訟になったとしても、まともなメディアは公表しないと思われます。

 

担任は定年まで教師であり続けるわけで、今回の被害女児の経緯も忘れ去ることでしょう。もし、まともな神経を持っている担任でしたら、現時点で辞職しているはずですが…

公務員ですから自ら辞めないと思います。名前は出ないし、たとえ他の学校で噂されても知らん顔していれば、時が解決すると思っているはずですから。そんなもんですよ。

 

被害女児の下へ謝罪に行くということも、まずあり得ません。自らの非を認めれば、訴訟やらで相当不利になりますから、吹田市からは止められるはずです。

いじめ報道の追跡報道を強く望みたい!

もちろん、担任教師や加害男児、被害女児の実名は必要でありません。

ですが、結果がどうなったのかは知っておくべきだと思っています。

 

社会に警鐘を鳴らす意味でも、加害側がその後どうなったのか、学校の責任(市の責任)は問われたのかを知ることは、今の時代を生きるものには必要不可欠だと思うからです。

 

殺伐とした世の中を生き抜くために、単なる時事的ニュースとしての報道よりも、その後の追跡報道が強く望まれます。